2011年5月

山菜の季節

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5月5日 端午の節句は賑やかに 天気曇りのち晴れ 気温8度
久しぶりの祝日釣行です。ということは、単独釣行は無し。この日同行していただく方は一昨年SMCのオフ会にも参加してくれたkimさん、と言っても朝鮮の方ではなくれっきとした日本人、しかも熊よけ人としては最高の体格(熊より強いかも・・)をしたジェントルマンです。それと昨年のオフ会に苫小牧から参加してくれた山P君、若きフライマンです。多分年令は僕の半分弱ほどでしょうか。そしてご存じシェルパのGさん。4人ですから当然二手に分かれるかと思ったら、Gさんから「ダンゴになって釣り上がりましょう」との提案。端午の節句にダンゴで絶句の釣りの始まりです。

北お祭り広場の三人、kimさんの腰にはレジ袋。


尺ニジと奮闘中の山P君、バラスんでないよ。
シェルパのGさんとkimさんはテンカラで、山P君は正統派のフライスタイル、僕はというとすっかりWRCナイズしてしまったテンカラ風フライ。この日の魚たちは今まで定位していたような嫌らしい巻き返しのポイントなんかより、流芯あたりに居場所を移したようで、いよいよ最盛期に入ったようです。ただ前日にbianchiさんがこのエリアに入ったらしく前半は厳しい釣りを強いられました。それでも全員が数匹のニジやらアレを釣り、この川のポテンシャルの高さを再認識しました。


この日最大の見せ場は山P君が尺一寸のニジマスを釣ったことでしょうか。レッドバンドが実に鮮やかなニジでした。kimさんは、といえばすっかり山菜おじさんに変身し、レジ袋をいっぱいの行者ニンニクでふくらませご満悦な様子。GさんはいつものGさんで、みんなの釣りを優しく見守ってました。釣り終えて車に戻ると更に車は増えていて、総数6台、あれっ?TWさんのバイクまであるじゃないですか。更にbianchiさんまで到着しましたよ。さすが皆考えることは同じなのですね。ということで最初から最後まで賑やかな一日でした。

あれっ、見たことのあるバイクですけど・・


テンカラkimさんの後ろ姿とレジ袋

それを見つめるシェルパと山P君。


山P君が釣った尺一寸のニジ、お見事!

僕が釣った18センチくらいのニジ・・シクシク

5月12日 還アラカンでカンカラカン2 天気晴れのWRC 気温8度
休みを木曜にしようか金曜にしようか迷っていたのですが、週間天気予報では金曜は大荒れの模様、ならば木曜しか選択肢はありません。さらに嬉しいことに「苫小牧のホスピタリティ」ことtomaTさんが熊除け人として同行してくださるとの電話、実際この時期はあちこちで目撃情報やら足跡を見たとかの油っこいフィールドなので、安心したやら嬉しいやら。で、かねてからやりたかった下流域から入渓して砂風呂までのロングコースをやることにしました。tomaTさん、宜しくお願いします。tomaTさんの素晴らしい音色の熊鈴と腰につけたナタ、そしてtomaTさん本体、これだけあれば今日のクマ対策はバッチリでしょう。

「苫小牧のホスピタリティ」tomatさんです。抜群の天空テクニック


今日のおはようニジマス君、おなかすいてたのかな?
入渓した場所はこの川でも屈指の渓相を誇る下流域です。ところがこの辺りは魚影が極端に薄いことでも知られています。最初のうちは見るからに好ポイントでも全く反応なし、ま、釣れないのは想定内でしたがそれにしても居ませんね。さらに釣り上がって先行した僕にやっと一匹小型のニジマスがヒットしました。そのうち気温も上がってきてtomaTさんの毛鉤にも反応が出始めました。それにしてもいつも魚が着いている場所からの反応が鈍いのです。みんなによってたかって叩かれているからでしょうか?魚がスーッと毛鉤めがけて浮いてきたと思っても、おっとっとっていう感じで見切ってしまう。たまに出たかと思ったらフックに乗らない・・5月のWRCは4月と違って厳し〜い。


僕が苦戦するのは腕が腕だから分かるのですが、名手tomaTさんをもってしても結構厳しい状況が続きます。釣れてないわけではないのですがそこそこのサイズが釣れません。出たと思ったらアワセ切れとかでなかなかうまい具合にいかないのです。それでも取り合えず二人とも写真サイズの魚を釣ることは出来ました。ま、途中で行者を見つけて採取に勤しんだりしましたけど。そのうち途中から先行者の足跡が確認され、パッタリ釣れなくなりました。狭い川だけにそれは仕方ありませんね。そうこうしている内に脱渓場所にやって来ました。結構な距離を釣り上がってきましたが思ったほど魚の反応が無く、ちょっと肩透かしを食らったような気分です。

写真サイズのニジマス君、君のお父さんの写真を撮りたいよ。


tomaT秘儀テンカラパチンコ、見事にポイントに落とします。
急斜面を直登するんですよ。還アラカンですから一気に登り上がるは止め、途中休憩を挟みます。それから車に戻り、さらに下流に置いてある車迄行きます。そこで恒例、苫亭のラーメンをご馳走になりました。今日の苫亭のラーメンはさっき採ったばかりのネギ入りです。こりゃ絶品ですね。ネギの香りが神々しくとても美味しゅうございました。この日は釣果こそあまりぱっとしませんでしたが、お天気は二人のためにあるようなカンカラカンで汗ばむ陽気、孫の話で盛り上がりとても楽しい釣りでした。tomaTさん、今日も有難うございました。最後に見つけたクマの足跡、あれでかかったですね。でも会わずに済んだのはtomaTさんのおかげです。またご一緒してくださいませ。


下流域の流れ、ポイントは沢山あるのですが・・

今回はめずらしく中央左手から魚が出てきました。


逆光でフライがとても見づらかったのですが・・・

魚にとっては見やすかったのかな?

5月22日 宴の後の酒抜き釣行 天気晴れ 気温:結構暑い
土曜日は年に一度恒例となった「春の園遊会」でした。僕も当初は夜の7時過ぎに到着予定でしたが、今ごろみんなで一杯交わしながらわいわいやっているのかと思うと、居ても立っても入られず仕事を2時間早く切り上げ現地に向かい車をゆっくり走らせました。到着は5時頃でしたがその頃には皆さん半分出来上がっていたみたいです。それでも遅れる僕のためにと沢山のお肉をとっておいてくれました。有り難うございます。デッキでバーベキューのあとは部屋に戻って2次会です。会も進むうちに一人、又一人と沈没し始め、僕も気が付いたら朝を迎えていました。

二次会前半戦、写真は沈没前のかげまるさん提供です。


tomaTさんの華麗なサイドキャスト。今日はテンカラです。
翌朝、総料理長tomaTさんが作ってくれた朝粥をおなかに納め、それぞれが思い思いの川に散らばります。僕はと言えばtomaTさんとのぶら下がり釣行、で行き先は?やっぱあそこでしょ、ということで向かったのはいつものWRCでした。日曜ということで沢山釣り人が入っているかと思いきや山菜採りの車はあちこちに見受けられますが釣り人は居ないようです。まずは橋上からということで上流を釣り上がります。ところがこの日はけっこう渋いのです。釣れるには釣れるのですが如何せん小さいサイズばかり、たまに大きいのが掛かったのかと思えばバラしたり・・でした。


そのうちあまりにも渋く、ポイントも少なくなってきたので河岸を変えようということになり車を移動、南お祭り下から再度チャレンジです。午後になり気温も水温も上昇し、魚たちの活性も上がってきたようでtomaTさんも型の良いニジマスを引き出しています。僕のロッドにも結構出るようになってきました。でも写真に撮ってアップするほどでもないサイズばかり、そうこうしている間に脱渓場所に着いてしまいました。tomaTさんはこの後家庭サービスの予定が入っているので本日の釣りはこれにて終了です。

この日のWRCではこんなサイズばっかり。イマイチだ〜


帰り道の川、このポイントでは2匹出ました。
切り上げが早かったのでまだ時間はあります。もう少し釣ってみたい気持ちはあるのですがこの川では入脱渓が大変です。ならば帰りがけにあるあの川にでも寄ってみようと札幌方面へ戻ります。途中支笏湖畔にあるスタンドで燃料補給をし目的の川に着きました。釣り人は入っていないようです。川原に下りたらわけの分からない虫がまつわりついてきて閉口しましたが、ままよと釣り始めます。入渓早々魚が走るのが見えました。やっぱり居るんだ〜とプチ感動しながら目の前に現れた好ポイントにフライをプレゼント、ピシッと魚が飛びついて来るのが見えました。


釣れたのは小型のニジマスです。この季節の札幌近郊河川ですが、この川はこの時期ドライでもオーケーなんだ、とちょっと嬉しくなりました。気をよくして更に釣り上がって行きます。この川は結構狭く浅い川ですが、時々現れるちょっとした深みとかポイントらしいところでは必ず魚が釣れます。サイズ的にも今日のWRCよりは大きいのが何匹か釣れました。思いつきで立ち寄った川で思いがけない成果が出るって、なんかいい感じですよね。ただこれからの季節虫除けは欠かせませんね。この日もフライのアイにティペットを通している動きがとれない間に何カ所かやられました。でも釣れたからま、いいや〜ってね。

この川でこのサイズなら嬉しいよね〜


WRC上流域のtomaTさん、相変わらず釣ってます。

南お祭り下流でtomaTさんに良型のニジがヒット!


AB川の渓相、流れはどちらかといえば穏やかです。

左のポイントで出たニジ、サビが残っています。

5月27日 5月最後に向かったのは片道15キロの昔のホーム 天気晴れ 現地気温:12度
4月5月は物入りの月だったので結構な金欠病に掛かっています。冬場と春先はどうしてもドライで釣りたいという想いから、ガソリン代は二の次として胆振の川に通っていましたがリッター6キロしか走らない僕の車では結構な出費になります。ここに来て近場の川でもドライで釣れることを確認したので昔のホーム、ラルマナイに行ってみました。今までの経験上5月のドライは結構シビアだったのですが、ウドもそろそろいい時期だろうということで一石二鳥の釣りを目指します。ゲートは閉まっているのでいつもどおりポイントまでは歩きです。水量はやや多目ですが水温は8度あります。ただこの川の8度はドライでは?という感じですね。

ラルマナイ、期待の新ポイントです。


ニンフで釣れたニジマス君、変なフライに騙されたね。
この川は毎春渓相が変わります。今年も今までのポイントが平坦になっていたり、或いは今まで無かった好ポイントが出現したりでがっかりしたり、わくわくしたりです。ただ思ったとおりドライには全く反応がありません。ある程度まで釣り上がってドライに見切りをつけます。帰りはのんびりとウド採りです。のんびりととは言いつつも虫がまとわり付いて結構うるさいのです。時々虫除けオイルを塗ったりタバコを吸ったりして虫を散らします。最後に一箇所、いつも実績のある堰堤でやってみることに。但しここはドライではなくビーズヘッドのニンフです。 おらよっと流したニンフ、マーカーがグググッと引っ張られ逆方向へ、釣れました〜。サビは残っていますが結構ぶっといニジマス君でした。ニンフですが・・・嬉しいよ〜


ウドも沢山採れたし、ニンフとはいえ魚の顔も見ることが出来たしほぼ満足のラルマナイでした。ドライに出るのは後半月ほど先でしょうか。又来て見ようと思います。さてまだ時間はたっぷりあります。次はあの川です。そう先週立ち寄って思いがけず釣れまくったAB川上流。今回は前回より1キロくらい下流から釣り上がって見ます。橋が無く川を横切る林道をしばらく歩いてから入渓して見ます。先週もそうでしたが魚がよく走ります。浅いせいもあるのですがここの魚たちは伝達網が出来ているのかな?とはいえ魚たちの反応はこちらもすこぶる良く中小のニジマス君たちが空を飛んだり、アワセ切れしたりで楽しませてくれます。

国道から下流は案外開けているところが多いかな


こんな感じでサビのある魚体が多かったですね。
途中から盤の底になり、浅くて釣りにならないところもありますが、そこは竿を出さずにスルーします。国道が近くなってからまたポイントが次々に現れます。けっこういけるじゃん、って感じでしょうか。ただこの川札幌市内から近くにあるものですからゴミが多いのが難と言えば難ですね。車まで落ちていたのには驚きでした。国道を越え上流に行くほど薮もきつくなりポイントも少なくなったところで本日の釣りは終了です。この川これから夏に向けて水量が少なくなることが予想され、となると雨が降った後にでもというところですが、もう一度か二度は近いだけに訪れるのは間違いないですね。さて、次は6月の釣りになります。行くとしたらやはり近場のあの川でしょうか。


ラルマナイで見かけたシラネアオイ、可憐ですね。

山ウドも沢山収穫できました。テンプラ最高!


このポイントにはいつも良い型のニジが付いています。

そこで出たニジ、結構良い型でしょ。


国道下流、支流との合流点。いかにもですね。

この魚のほか、合計4匹釣れました。あらら、ですね。


ゴミと呼ぶには大きすぎ、一体どうするの?

ところどころに出現する岩盤地帯です。

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