2010年10月

ドライでの釣りもいよいよ終盤、キノコはピークですけど・・・

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10月1日 キノコ採り ときどき釣り 天気晴れ 現地到着時気温7度
10月になりました。この日は近郊のキノコの里にキノコ採りに出かけました。もちろん釣りもしますが、とりあえずキノコが主目的です。朝晩がめっきり寒くなりました。現地に着いたときの気温は7度、水温はというと何と8度しかありません。おまけに数日前に雨が相当降ったようで川原のフキやら草がなぎ倒されています。水量も結構多く遡行にも神経を使わなければなりません。こんなパツとしないコンディションで魚は出てくれるでしょうか。

天気は申し分ないのですが、魚からの反応が・・・


やっと釣れてくれました。このサイズでも嬉しいです。
二号橋のプールの上でかなり大きなイワナがフライを捉えましたが、例のごとく痛恨のバラし、しばらく釣り上がるもそれ以外一向に魚の反応はありません。いったいどうしたのかと思えるほど無反応です。一旦退渓し、林道を歩いていると上からフライマンが降りてきました。彼によると親子熊の足跡があったので引き返してきたとのことです。先行されてたのは分かってましたがかなり上まであがったらしく、ならばと爆竹を鳴らし更に上を目指します。この頃には水温も10度まで上がってきました。


ちょっとしたポイントで小型のイワナが2匹釣れました。ボを覚悟しましたが釣れてくれて良かった。ただ釣りへのテンションはかなり低くなっていました。というのもここまで釣り上がる間、かなりのキノコが収穫出来、僕の意識も川よりまわりの倒木やら立木に引きつけられていたからです。気分はもうグツグツ煮立った今夜のキノコスキ(キノコのすき焼き)に飛んでいました。適当なところで脱渓し、キノコを探しながらゲートに向かいます。途中、僕と同じように自転車で来たエサ釣りの方と会いましたが、彼にはそこそこ釣れていたようです。

この日もシイタケ見っけ〜(美味そうでしょ)


本日の収穫です。
この日の釣りは超貧果に終わりましたが、ま、釣りは二の次と決めていましたから・・・(負け惜しみ〜)その替わり沢山のキノコを収穫することが出来ました。さすがキノコの里です。さてこれからが大変です。すぐ食べられるように洗って虫出しをして、石づきを取って食べられる大きさに切り、親にあげる分を持っていき、余った分は冷凍保存です。それからすき焼きの準備です。準備完了。たっぷりのキノコをグツグツ煮て溶いた卵につけて食べます。この日は何時にも増してお酒がすすんだのは言うまでもありませんでした。


この日の3匹目、これにて終了。

お天気最高!

こんなおかしなキノコもありました。タコの吸盤みたい。

下準備完了!あとは食するのみ!

10月8日 ゲゲゲの金曜 天気曇り 現地到着時気温10度
何処に行こうか迷ったのですが、この日はエサ釣りの練習を兼ねて近郊の川をやってみることにしました。来るべき厳寒期、ドライではどうしても厳しい時期、tomaTさんやシェルパの”G"さんがエサ釣りででっかいニジマスやら結構な型のヤマメを釣っているのを目の当たりにし、僕ももしかしたら釣れるかも知れない、という至極単純な動機です。いくら気張って「フライはドライぞ!」と格好付けてみても魚の顔を拝めないのはいかにも寂しい、昔少しだけエサ釣りをやりましたが先日大魔神と行った川で竿を貸していただきちょっとやってみたところ、魚が釣れたというのも動機の一つです。

今日の川はこんな川です。すっかり秋の装いですね。


最初につれたイワナ君、すごく小さいけど嬉しいです。
川に着きました。水温は8度、多分フライでは渋い温度です。水温が上がってくる午後からフライをしよう、それまではきっちりエサ釣りの練習だ、ということで前日某リカ屋で買ってきた超安いグラスロッドにガン玉と目印の矢羽、そしてブドウ虫をセットし釣り上がります。いかにもなポイントで小さなイワナが釣れました。手に何か感じたわけでもなく、目印が逆方向に行ったわけでもなく、竿を上げてみたら釣れていたって感じです。またよく根掛りもしました。おまけに石に引っ掛けたかな?と引っ張るとエサも一緒になくなっていたことも多々ありました。これって魚に取られたの?ミャク釣りって思っていた以上に難しいです。もうそろそろフライにしようかな?


まずはフライボックスを・・・あれ?ボックスを入れたポケットのファスナーが空いている?フライボックスは?無い、無い?ガ〜ン!どっかで落とした〜。どうする?最近気合を入れて巻いたでかいフライが全部、もしもの時にと入れておいたビーズヘッドニンフやらソフトハックルウエットやらビートルやら僕の全財産をどこかに落としてしまいました。勿論今来たところを戻ります。かなり入念に探しましたが見つけることが出来ませんでした。この後はこの川の上流をドライでやってみるのと、豊平川をやはりドライで・・という予定だったのですが、エサで豊平は無理でしょう。幸いにもこの川の上流はエサ釣りが出来そうなので、気を取り直してチャレンジです。

この日の最大イワナ、巻き返しから出ました。


この川の渓相は好きです。魚も結構居るみたい。
釣果はというとこれが結構釣れるんです。わけが分からず釣れていた、というのが大半でしたが明確にマーカーの動きを見て釣ったのが4匹、多分上々でしょう。結果的にチビニジ一匹を含む二桁の釣果、エサ釣りだから大きいのが釣れるのかと思っていましたが釣れたのは最大23センチでした。この日は前半エサ釣り、後半フライという予定でしたが、意に反してゲゲゲという結果になりました。楽しかったのですがフライを全て無くしたことはショックです。明日からまた一から出直しです。とは言いつつフライボックスを探しながらもちゃっかりキノコを収穫していた自分、エサ釣りに夢中になるあまりフライボックスを落としたことに気づかない自分に反省の金曜日でした。


やっとムキタケが出てきました。この日のは沢山収穫しました。

エノキでしょうか?美味そうな色ですね。

明日の味噌汁の中で泳いでるでしょうね。

ヌメリスギタケモドキ(ヤナギタケ)

10月15日 日本海へ注ぐ懐かしの川 天気曇時々雨 現地到着時気温10度
この日は大魔神にお願いしてミステリーツアーに参加させてもらうことにしました。TWさんも加わって三人での釣行です。さて何処へ連れて行ってくれるのか?ミステリーのはずが思いの外早くに行き先がわかりました。向かうのは日本海に注ぐとある川です。この川は20年ほど前、僕がエサ釣りをやっていた頃訪れた思い出の川です。その時は堰堤の深みでアメマス系のイワナ数匹を釣り、更に上流でかなり大きな魚影を確認(釣れなかったけど)した川です。そんなわけで今どうなっているのかとワクワクして川に向かいます。

今日の川はこんな川です。ここはいい感じですが・・・


この日一番のイワナ君、25センチでした。
さて目的の川に着きました。エサ釣り一式も持ってきましたが、まずはフライでチャレンジです。水温は8度、どうかな?とは思いましたが入渓早々20センチくらいのイワナがフライをくわえてくれました。今日はドライで行けそうです。気分良く釣り上がると階段状の堰堤が現れました。垂直堰堤を壊して魚が遡上できるよう改修されたことは知ってました。なるほどねぇ、と半ば納得しながら上がるとまた同じ様な堰堤が、更に上がると奇妙な構築物が・・そしてまた堰堤です。一体この川はどうなってしまったのか・・


昔訪れたときは下流に二つ堰堤があるだけで、その上は手つかずの山岳渓流だったとの思い出がありましたが、今は何ともはやという感じです。魚はそこそこ釣れましたが半ばがっかりという気持ちの方が強くこの川を後にし、次の川に向かいます。この川もフライをはじめた頃数回訪れた川で小さなヤマメやニジマスが遊んでくれた思い出があります。15年以上経過した今、思っていた以上に川は大きくポイントも次から次へと現れるのですが、釣れたのは空飛ぶヤマメ一匹のみ。この川のキャパを考えたら納得できない結果です。

二番目に訪れた川、渓相は素晴らしい(撮影:大魔神)


支流で竿を出す大魔神、大きいのをバラす。
魚が上に上がってしまったのか支流に入ってしまったのか?帰り道大魔神が支流で竿を出したとき、今日一番の魚をバラしたみたいで、どうやら僕たちが入った区間には新仔ヤマメしか残って居なかったようです。あまりに釣れないので、今回は封印と思っていたキノコ採りに手をそめてしまいました。ムキタケやエノキが思った以上の収穫でこちらは満足です。さてまだ時間が少しあります。大魔神からもう一本の川に行ってみようとの提案、僕とTWさんが釣りをして大魔神は車の中で仮眠です。


三本目の川を攻めるTWさんです。どうですか〜
大魔神が案内してくれたのは小さな川でした。二人でも狭いくらいですから、交互にポイントを攻めていきます。ちょっとした深みからはニジマスが釣れてくれます。二人でそこそこの型のニジマスも釣って本日の釣りは終了です。最初に行った二本の川は釣果も渓相もいまいちでしたが、最後に行った小河川は大魔神の気遣いが感じられ有り難い締めとなりました。もう少し天気が良かったらもっとナイスだったのでしょうが、秋の釣りですから雪が降らなかっただけでも上々ですね。大魔神、TWさんお付き合いありがとうございました。


最初の川で釣れたクロスケ、20センチ弱

突如現れた建造物、要るのか要らないのか

三番目の川で釣れたニジマス君です。頑張ってるね。

出ろ出ろ・・・ネットにはキノコが沢山(撮影:TWさん)

10月22日 近郊の川へ紅葉狩り 天気晴れ 現地到着時気温マイナス1度
いつもいつも大魔神の世話になるわけにも行かないので、今日は単独釣行です。となれば近間の川に決まってますね(笑)向かったのは豊平川です。ニジマスの顔が見たかったというのもありますが新豊橋より下流を釣ってみたいということで、いつもよりゆっくり入渓です。とはいえやはりこの辺りはかなり冷え込んだようで、霜が降りて川原にはうっすらと氷が張っています。気になる水温はというと6度。ビミョーですね。ただ今日の天気予報は晴れですから、しばらくしたら水温も上がって魚たちも元気になるでしょう。といういつもの楽観的な気分で釣り上がります。

けっこうな霜です。お〜寒っ!


最初に釣れたニジマス君。有難う「ボ」回避です。小さいけど・・・
豊橋から下流は結構よさげなポイントがあるのですが、魚からの反応は全くありません。水温6度なら想定内のことですね。途中をスルーして目指すポイントまで歩きます。いつも釣れるポイント、春先のようなライズが確認できます。シメシメと思いつつフライをキャストするも空振りに終わりました。これは想定外です。いつも僕のカディスに待ってましたとばかり出てくれるのですが今日はかなりセレクティブになっていたようです。気を取り直して釣り上がるといかにもフライポイントというところで今日始めてのニジマス君が挨拶してくれました。ボを覚悟していただけに嬉しい一匹でした。同じサイズのニジを一匹追加して次の川に向かいます。


ここは先々週訪れた川です。流れのある場所まで行くにはズブズブ埋まる止水域を笹を頼りにクリアしなければなりません。やっとクリアしたと思ったらでかい魚に走られる始末。ま、いいか〜と上を目指します。前々回エサ釣りをしたこの川、フライでリベンジです。釣り上がっていくにも渋い〜。キノコは確認できますが魚は居るのかいないのか?これ以上遡行が出来ないという函まで小さなイワナが一匹釣れただけでした。若干水温は上がっているのでしょうがハイシーズンのような反応はありませんでした。ここは川通しで下りなければなりません。ならばこの時のためにと持参したエサ釣りセットの出番です。

二番目に訪れた川、渓相は素晴らしいのですが、ドライには激シブ〜


ブドウムシに食いついてきたイワナ君、空腹だったんだね。
おっと〜、いきなり釣れました。やっぱり魚たちの目線は水面より水中だったようです。フライでは反応が無かったからと見切ったポイントから何匹かの小さなイワナを釣ることが出来ました。これからは勿論ドライがメインですが、反応が無ければすぐにエサ釣りに変更すると言う変わり身の早さをお見せできるでしょう。今まで魚は居ない!と断言していたポイントでも水温次第では底に付いているということが確認できましたから。この日は朝こそ寒かったのですが、日が差してきてヘツリ高巻きを繰り返すうち汗ばむほどになりました。一日を通してさほどの釣果もありませんでしたがのんびり釣りをしたと言う印象です。勿論筋肉痛が待ってますけど・・・


薄別、豊平の合流点。堰堤が続きます。

いつもの豊平川です。滑るので気を付けましょう。

脱渓場所です。この川で魚の反応はありませんでした。

フライに飛びついてきた無邪気なイワナ君、学習しなさいよ。

10月29日 雪景色の漁川でドッポ〜ン 天気晴れ 現地到着時気温1度
冬タイヤへの交換がまだ終わっていません。ということは峠を越えて行くにはリスクが多い、ならあの辺りしかないか、とやって来ました漁川。南区は思った以上に雪が多く、初雪が根雪になってしまうのではと心配してしまいます。途中のラルマナイも予定に入っていましたが林道は除雪されておらず、車を置くスペースがありません。まっすぐ漁川に向かいましょう。ゲートのところに車はありません。っていうかゲートの向こうの林道には足跡すらありません。自転車は勿論駄目なので仕方なく歩いて一号橋に向かいます。雪はそんなに積もっていませんが、アスファルトに較べたら歩きやすさに雲泥の差があります。

本流一号橋、木の枝が折れ道をふさいでます。


川は所々こんな様子。どれだけの風だったのか。
先日の風は相当凄かったらしく、あちこちで木が倒れて道をふさいでいます。さて、川に降りて早速水温を計ってみます。なんと6度しかありません。こりゃドライじゃ無理かな〜と思いながらもドライでチャレンジです。案の定、必ず反応があるポイントでも全く反応がありません。とりあえず二号橋まではドライを使って・・ところが途中にある堰堤を越えたところでアクシデント、っていうかバランスを崩して上半身ずぶぬれになってしまいました。ベストもジャケットもびしょびしょです。流石に半分めげました。でも時間はまだ10時です。ここで釣りをやめて戻るのはいかにも勿体無い。ということで釣り続行です。


続行とはいえ、ドライでは無理と判断し餌釣りに変更です。二号橋まで行きたかったのですが、ウエーダーの中にも浸水して冷たいったらありゃしません。予定を変更してここから釣り下がりです。今日はまだ魚の顔を見ていません。ウグイでも何でもいいから釣りたい、という思いが通じたのか最初の一匹が釣れました。ちっちゃ〜い!僕のフライなら大きすぎて食べられないけど、ブドウムシなら食えるんだ。小さいとはいえ、ボも覚悟したこの日のこの一匹にはプチ感激です。林道に戻って雪こぐのも面倒ですから、一号橋から下も釣ってみることにしました。全チンにもかかわらず晴れていますから、あまり寒さも感じなくなりました。

この日最大のニジマスちゃん、10センチに届くか?


一号橋下流のナイスポイント、夏だったらな〜。
車を止めてあるゲート下まで釣り下がる間、6匹のニジッ子が釣れました。これが全てびっくりするくらい小さいのばっかりです。10センチにも満たない、竿もあまり曲がらないサイズでしたが、とりあえずこんなコンディションで魚たちの顔が見られただけでも十分でしょう。全チンしてからは釣りモードのテンションがやや下がったので、キノコモードにもスイッチを入れ、キノコ探しもしました。雪の影響をあまり受けていない立ち木や倒木の裏からエノキ、ムキタケ、シメジ、そして今回もシイタケゲット!四目釣りならぬ四目採りってところでしょうか。今夜はキノコのスキ焼きです。グツグツ煮えたキノコと焼酎のロック・・・冷えた身体も温まることでしょうね。


ムキタケだらけの木です。1か月分ありそう。

晴れていてとても気持ちが良かったです、チンするまでは。

これを越えたところで何故かドッポ〜ン。年かな〜

釣れたのはこんなサイズばっかり(シクシク)

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