2009年4月
黙っていてもSpring Has Come

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4月5日  居酒屋トリオ 見参! WRC川水温7度   
前回の分科会で4月最初の日曜日にWRCに行きましょうとパパさんと約束しました。勿論一人で行くのが怖かったわけで熊よけ人としてこれほど心強い人はいません。またパパさんにも日本海で染みついた塩を抜くという目的があります。そして前日もう一人、あのかげまるさんから電話が入り「一緒にいってあげる」との申し出がありました。最強の熊よけ人がもう一人加わり、これで熊の心配は全くなくなりました。僕は嬉しくてわくわくしてほとんど眠れないまま朝を迎えてしまいました。

本日同行していただいたかげまるさんとパパさんです。


まずはパパさんに今年初めての鱒族がヒット!
本当に久しぶりの釣りです。入渓場所までの林道はすっかり雪が融けていて前回の雪中行軍が嘘のようです。また道のところどころに矢印と”G”やら”H”の文字が書かれています。はは〜ん、これはこの川の主が書いたものだ、と矢印をたどって行くと難なく川にたどり着きました。さて川に降りて早速水温を計ってみます。むむっ、7度?ドライに出るかどうかは微妙です。しかしパパさんがまず一匹目をヒットさせ次にかげまるさんも一匹釣り上げます。


僕はというと何度かあったアタックをものにできません。バラしたり早アワセだったり、ちょっと焦ります。先行させてもらってこれでは後の二人に申し訳が立ちません。「それでもいかにもドライポイント」でなんとか念願の一匹を釣ることが出来ました。釣ったときアレだったらどうしようとの思いが頭をよぎりましたが、ちゃんとレッドバンドを身にまとっていたのでホッとしました。何故って?こうやって堂々と写真をそえてホームページにアップ出来るじゃありませんか。

今年最大のサイズか?ニジマス君ありがとう!


はじめて拝見、秘技チョウチンルアーを披露するかげまるさん
さて、入渓したのは送電線より苫小牧寄りのところです。釣り上がってかなり上の方まで来ました。今回は前回脱渓したところから更に釣り上がって見ましょうと言うことで、第一横断林道に架かる橋を目指します。かげまるさんパパさんともそれなりに釣っています。僕も何匹かニジマスとアレを釣り(釣り分ける技術がありません、勘弁して〜)橋を目指します。かげまるさんの記憶によるとあと少しのところにある橋が行けども行けども見えてきません。日も陰ってきたこともあり後半はほとんど釣りもしていません。


今回クマさんがどうしているか気になって仕方ありませんでしたが、ホイッスルを時々吹いたことや、熊鈴が3個もあってやかましいことなどから、その姿を見せることはありませんでした。途中子鹿が襲われたらしい現場があり、毛や骨が散乱していましたがそれ以外に足跡などは確認できません。ま遭わないに越した事はないのですが強力な熊よけ人が二人もいるのだから、ちょっとだけでも見てみたかったかな〜。

沢山釣れたこの川屈指のポイント、とパパさん


川からここまで来ましたが、まだまだ先は長かった〜
さて目的の橋に着きました。これからが大変です。まずは国道まで1キロの道を歩かなければ成りません。結構な上り坂がだらだらと続きます。日頃の運動不足がたたってかゼイゼイヒーヒーしてやっと林道のゲートまで到着、一休みして車を置いてある場所までサイクリングロードと国道脇を交互に歩いていきます。岩内から何キロの表示板をいくつもこえてやっと車が見えてきた頃には全員ヘロヘロ(僕だけか?)それにしてもよく歩いたもんです。パパさんとかげまるさんが盛んに「ビールを飲みたい」さらに「今夜一杯やりますか〜」と誘ってくれましたが、この日だけはご勘弁願いました。天気も最高で楽しい釣りが出来ました。パパさんかげまるさん有り難うございました。


4月12日  tomaTさん、連日の出動ご苦労様! WRC川水温7度〜   
今回はWRCの単独釣行を敢行するつもりで前日の夜、車に自転車を積み込んでいるその時、携帯のベルが鳴りました。tomaTさんからの電話です。「あーもしもし、一人では怖いでしょうから熊よけ人で着いていってあげる」とのこと。なんと嬉しい電話でしょう。tomaTさんは所用で2週間ほど北海道を離れ釣りも久しぶりだったはずですが、前日もう一人の苫小牧の巨匠とWRC川に入ったそうで二日続けてこの川へ通うことになりました。 車を2カ所においていざ、参らん!

入渓早々、木下のエグレを狙うパートナーのtomaTさん


僕に最初に釣れたニジマス君、ボーズ回避です。良かった。
入渓は水源地から少し上流の方です。雪もほとんど無くなっていたので難なく川にたどり着きました。この辺りに入るのは2度目です。渓相は素晴らしく川原も開けていてロッドも振りやすいのですが如何せん、魚の反応はあまりないようです。水温は7度でこれから徐々に上がっていくものと思われます。そのうちtomaTさんにポツポツアタリが出始め、僕にも小さいのが釣れ始めました。最初曇っていた空も徐々に晴れ間を見せるようになりそれに連れて魚たちの反応も活発になってきたようです。


WRC川はヤマメとニジマスの川です。小糸魚はイワナとヤマメの川ですが、釣れる魚のサイズが小さいのです。キンタはニジマスとホウライマスの川ですが魚にサビが入ってる期間が長くあまり綺麗な魚を釣っていません。というわけでWRCはサイズの期待が出来る川であり、魚体も綺麗なものが多いのが魅力です。とは言ってもこの川での最大サイズは24,5センチ止まり。苫小牧の二人の巨匠はそれぞれ36センチのニジマスを釣ってます。大きいのを釣りたいよ〜

この日釣った中で一番大きかったニジマス君です。


おおっ!でかいぞ〜、とこの後無念のバラシ。ざ、ざ、ざんね〜ん
不思議なことにこの川では、春から初夏までの時期より冬の方がヤマメにしてもニジマスにしても大きいのが釣れているそうです(tomaTさん談)何故なのでしょう?冬の方は入渓者がほとんど居ない(ごく一部の釣り人を除けば)?それだけ魚がスレない。それも有りでしょうか。tomaTさんによれば前日3人の釣り人に出合ったとか。大きいのは何処に行くのでしょう。学習した魚たちはじっと底に潜み夜明け前とか日没後に動き回るのでしょうか。


さて、今回は前回にも増してメタボな(失礼!)クマよけ人が同行されているので、あまりクマのことは気になりませんでしたが、何カ所かで鹿の毛が散乱していたりしてその度に「ここは町中ではないぞ」と気が引き締まりました。写真の骨を見て下さい。あばら骨がヘシ折られた形跡があります。こういう場合はハンターの仕業ではなく多分クマの仕業だろうとtomaTさんが教えてくれました。それにしても自然界は厳しい。自分が鹿の死骸のようになるのは考えたくもありませんが、クマ対策には万全を期するに越したことはないようです。

無残にも骨だけになった鹿の死骸です。


出てこい!出てこい!とラインに念を送る釣り人
二人して騒ぎながら脱渓予定の「お祭り広場」に着いてしまいました。時間が多少余ったので、河岸を変えてという話も出ましたが、とりあえずもう少し上までをちょっと釣ってみることになりました。もう少しが前回のように橋のところまで行ってしまうのでは、との思いが頭をよぎりましたがtomaTさんも夕方から都合があるとのことで今回は適度なところで切り上げることが出来ました。最後にtomaTさんの車で僕の車が置いてある場所まで連れていってもらいます。あ〜、車ってやっぱり便利だな〜と実感いたしました。tomaTさん、いつものことながら本日もいろいろありがとうございました。

4月19日 ひとつの川に凝るタイプなんです またまたWRC川水温7度〜   
誰かクマよけ人をと思っていましたが、うまく連絡が取れず単独釣行となりました。車に自転車を積んでさあ出発です。天気はまずまず、気温も7度くらいあります。まず自転車を送電線の下に置き、車を第二霊園そばの入渓場所に止めて坂道をWRC川に向かって下りていきます。国道からあまり離れていませんが念のため「ピーッ!ピーッ!」とホイッスルを吹きます。ちょっと照れくさいですが周りに人は居なそうです。

この林道の先にWRCが流れています。気持ちがはやりますね。


ポイントは沢山あります。でも魚たちの反応がありません。
前回同様、水源地から少し上の方から入渓します。素晴らしいポイントが続きますが、相変わらず魚の反応はありません。水温が7度なのでもう少し暖かくなるまではちょっと厳しいかもしれません。お祭り広場に近づくにつれてポツポツと反応が出はじめ、小さなニジマスが何匹か釣れました。お祭り広場のところに釣り人と思しき車が止めてありました。ありゃありゃこれはこまったわい、ですが脱渓場所はまだまだ上のほうです。駄目もとでいいからやってみようと釣り上がって行くことにしました。


フライをカディスに付け替えがんがん釣り上がります。ところが意に反して魚たちの反応が良くなってきました。水温が上がったせいもあるのでしょう。もしかしたらカディスに替えたことが吉と出たのか、ここぞというポイントでは必ず魚の反応があります。先に入ったのは釣り人ではなかったのかな〜?魚の出方もハイシーズンの出方で、水面を割ってガバッときます。ドライの釣りはこうでなくっちゃ、ワクワクしてきます。

最初に釣れた写真サイズのニジマス君。今日はこのサイズを数匹。


本日のビッグワン、とはいっても30センチには届きません。
沢との出会い付近で先行していた人とすれ違いました。餌釣りの方とフライの方2名。聞けば全然釣れないから釣りをやめて山菜採りに変更したとのこと。足元を見ると行者ニンニクがあちこちに生えてます。僕はとりあえず釣り、ということで更に上流を目指します。それにしても全然釣れないって、どのくらいのレベルでしょう。魚たちはサイズ的には小さいのですがそこそこ釣れて僕を楽しませてくれます。


不思議なことにこの日はヤマメが一匹も釣れませんでした。それはもちろん良いことなのですが、あれだけ居たヤマメたちはいったい何処に行ったのでしょうね。釣れた魚はすべてニジマスでした。4月も中旬となると水温の上昇につれ、魚の反応が確実に良くなってきます。これからますます活性も上がるでしょうから楽しみな川です。今回サイズ的にはあまり大きなのは釣れませんでしたが、小さいながらもジャンプして見せてくれたニジマス君も居ました。

こんな流れの流芯から、ガバッ!と出てきます。


川のそばに自生していた行者ニンニクです。
胆振の川はタラの芽以外の山菜は無いだろうと思っていましたが、結構行者ニンニクが自生してました。妻があまり喜ばないので採っては帰りませんでしたが、好きな方にはこれを採る楽しみもあるようです。さて、脱渓地点の吊り橋が見えてきました。ここから急な斜面を上がります。やっぱり年かな〜結構きつかったな〜。ところが自転車に乗って車まではサイクリングロードをすいすいと走って快適でした。今日の単独釣行ルートは自転車があれば大丈夫ということを認識しました。午後からは天気も良くなり汗ばむほどの陽気の中でスリリングな釣りが出来、幸せな一日でした。

4月30日 魚たちも大型連休?  勇払川〜WRC川水温7度〜   
平日だしみんな仕事で忙しいだろうから今回も単独釣行かな〜と思っていたら、またまた「苫小牧のホスピタリティ」ことtomaTさんからメールが入り「一人じゃ可哀相だからクマよけ人で付いていってあげる」との有り難いお言葉、これで今日もクマのことを気にせず釣りに没頭できます。気合いが入りすぎて待ち合わせ時間の30分も前に到着しました。それでもしばらくしてこれも気合いが入ったtomaTさん、時間前に到着。さて、熟年コンビで今日も張り切って釣りまくりましょう!

期待はずれに終わった勇払川。何で〜?


勇払川、堰堤下を攻めるtomaTさんです。出ましたか〜?
まず最初に入ったのが勇払川です。今年初めてのこの川、去年この季節に来たときは結構良い釣りが出来たので期待で胸はパンパンです。水量は申し分なく、水温が7度と少し低めなのが気になりますが、もう少し時間が経てばドライにも反応してくるだろうとお気楽に釣り始めます。ところが行けども行けども魚たちの反応がありません。オチビさん達が面白がってフライをつつくことすらありません。あのエサ釣りの達人tomaTさんの竿にすらたった2度しかアタリが無かったのです。これじゃドライに反応が無いのは当たり前です。この川の魚たちはカレンダー通りの大型連休でどこかに行ってしまいました。


思いもよらず勇払川で「ボ」を喰らった熟年コンビですが、これで引き下がるような根性なしではありません。次に向かったのは一年中魚が釣れるあのWRC川です。車を2カ所に止め、下流部から釣り上がります。入渓早々tomaTさんの竿にニジマスがヒット!次に僕の竿にもニジマスがヒット!ヒット!ヒット!の連続です。どうやらこの川の住民達はどこぞの川の連中とは違い大型連休など関係なくエサを捕ることに精を出しているようです。えらいぞ!

本日の最高、小さいけど嬉しいですね。


tomaTトンネルの開通です。記念写真とっとこ。
今回林道を走っていたら、倒木と枯れ枝がが行く手を阻んでいました。この先行くのを諦めるか?車で突っ込むか?後者は冗談としても、諦めるのはどうもねぇと迷っていたらtomaTさんが突破を選択、腰に下げていた手斧でバツバツと枝を切り始めました。見る見るうちにトンネルが完成!tomaTさんありがとうございました。今後ここを訪れる釣り人達にとっても有り難いことです。記念して「tomaTトンネル」と名付けました。


この日は午後から水温も上がり、魚たちの活性はますます良くなっていきました。大型の魚こそ出ませんでしたが、テンカラに転向したtomaTさんのアントパラシュートにも、大きなカディスを付けた僕のロッドにも魚たちは気前よく出てきてくれました。ほとんどがニジマスでしたが、tomaTさんにはアレも数匹挨拶に来たそうです。

これがtomaTスタイルです。ヤマメが騙されます。


行者ニンニクの群生です。におってきそう?
時間が少しあったので脱渓予定地点より少し釣り上がることにしました。魚たちは相変わらず釣れてくれます。適当な場所で切り上げ川通しで戻る途中、行者ニンニクの群生している場所がありました。山菜好きにはたまらないところでしょう。tomaTさんが少し採って行こうと言ったので僕も採ることに、あっという間にビニール袋半分くらいの収穫がありました。まだ食べていませんが手っ取り早いのは卵綴じらしいので今夜にでも奥さんに作ってもらいます。ということでtomaTさん、いつものことですが本日も大変有り難うございました。

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