いつもラルマナイばかりでは、芸がない。ということで、今日は美笛。大場所の一発狙いでやってきました。トンネル脇に車を止めて、目的のポイントまで歩きます。ところが暖かくなってきたものですから、滅茶苦茶埋まります。沢山、靴で穴を開けながらポイントについたときには息も絶え絶え、それでも沢山の釣り人の足跡がありました。

目的の大場所は美笛の最初のトンネルからあるいて１キロほど。いつもよりヘビーなタックルで、ガン玉も朝にA漁具で調達してきました。雪の上からポイントをのぞくと大きな黒い影がゆらゆら動いてます。その更に下流にははっきりと魚の群れが確認できました。大きいのは５０オーバー、小さいので３０くらいのニジマスです。ビーズヘッドやソフトハックルで攻めましたが、無反応。そのうち木に引っ掛けたりでフライが底を突いてしまいました。悔しいけれど、本日はこれまで。ラルマナイにも寄れずに帰ってきました。（本日はじめてゴミを拾ってきました）

今日は待ちに待った「花見の宴」。土産話でも持っていこうと思い、早起きして一本川に入ってみました。去年５月１日に大物を釣ったポイントに向います。林道のゲートにはすでに７台もの車が止まっていました。川への道にも雪の上に沢山のふみ跡があります。ポイントの近くで山菜採りの方が「もう６人くらい川に入ってるよ」と親切に教えてくれました。聞きたくなかった言葉ですが、目的のポイントには誰も居なかったので釣ってみることにします。思いのほか雪代もなく水も澄んで綺麗です。

こりゃ今回は駄目かな？と思いながらいつものようにビーズヘッドニンフを流します。数投目にマーカーが反応。ヒットです！ティペットは４ｘですから大丈夫。慎重にネットに取り込もうとしたらネットを優に越えるサイズ。メジャーを当ててみたら４８センチありました。自分にとっては最大サイズで大興奮です。二匹目を狙いガン玉を１個追加して流します。またヒットしました。今度は先のよりかなり重い感じ。なんとスレで掛かっています。半ば強引に岸にズリあげ、早速メジャーを当ててみました。なんと今度は５８センチ！

釣り終えて景色でも写そうと思いカメラを見て、唖然としました。なんとカメラがセルフタイマーモードになっているではありませんか。道理で写真を写すときにフラッシュの感覚が無く、しばらく後にピカピカ光っていたのです。気がついたときには脱力感でいっぱい。大きなのを釣ったといっても写真が無ければ誰も信じてはくれないでしょう。でもあれだけ写真撮ったのだから１枚くらいは魚が写っているかも。おそるおそる写した画像を確認したところ奇跡的に２枚だけきちんと写っていました。１０秒後の魚たちです。

花見の会の仲間全員で徳舜瞥川にやってきました。水量はさほど多くなくところどころによいポイントが連続しています。写真のポイントも絶対魚がつく感じでしたが、反応無く終わりました。自分が釣ってる姿を見られるのは妙に緊張します。おまけにニンフですから傍目から見たら、フライって格好悪いの世界でしょう。（写真はかげまるさんが写してくれたものです）

次のポイントに移動します。以前、yamameさんが釣ったことのあるプールにかげまるさんがチャレンジ。バイトがあったということで俄然やる気が出てきます。かげまるさんにポイントを譲ってもらいニンフ（フェザントティルもどき）を流します。瀬尻に来たところでマーカーが変な動きをしました。ロッドを立てるとなんと魚がついていました。かなりサビの入ったニジマスでした。（写真：yamameさん提供）

徳舜瞥で解散ということになり、それぞれが思い思いの川で釣ることになりました。美笛もいいかなと川を見ると結構増水しています。ならば三年前の４月２９日に４３センチをかけたラルマナイだ、と車を走らせます。水量は多めですが濁りはそれほどきつくありません。まずはドライでchuelポイントを攻めますが、反応無し。次は岩盤ポイントです。ここでマーカーが底をつきました。攻めあぐねていると下流から手を振る釣り人が一人、μさんではありませんか。

岩盤ポイントでは交互に釣ってみましたが、反応はありません。たまりかねたμさんが必殺技を使ってみましたがこれにも反応無し。魚がどこかに遊びに行ってるんだという結論に達し、この日の釣りはこれにておしまい。あとでかげまるさんが来て掛かったというのでその頃には魚たちも戻ってきたのでしょう。（写真は釣り方が様になっているμさんです）