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10月2日 美笛川〜お猿川〜三階滝川 気温=7度 
今回もまた、中山峠を越えるべきか、はたまたR453を走ろうかとても迷いましたが、今年あまり行ってない美笛川方面に行くことにしました。橋の横の空き地に車を止め川に向かいます。この時点で気温は5度、川に降りて水温を計ると8度です。ドライに出るかは微妙なところですが意に反して小さなヤマメがすぐに釣れました。相変わらず新子とそのお兄さんサイズが釣れてきます。今回ボロボロになったサクラマスが泳いでいるのも確認できました。 

抜群に水の綺麗な美笛川です


ずいぶん色白のチャーリー君ですね
トンネルから上流を釣り上がって小型のヤマメ数匹、河川工事をしているちょっと下のポイントでチャーリー君が一匹出てくれました。トンネル横の深場には大きな魚がクルージングしていましたが魚種は不明。もちろん釣れません。このあとウ○コ橋の下流に入りましたが、下から釣り人が上がってきたので退散です。退散途中何匹かの小型のヤマメが釣れました。美笛川も国道に接するあたりでは随分河川改修工事が行われています。以前ポイントだったところもコンクリートの壁になったりして、ちょっと寂しいですね。


この日は美笛の他にお猿川も釣ってみようと意気込んできました。ただ入渓場所に明るくないので何処を釣ったらよいのか皆目見当が付きません。まずは道の駅を越えたところにある橋のところに車を止めて・・あれ、ここ来たことあるじゃん?前回は釣れなかったけど今回はもしかして・・・やっぱり何の反応もありませんでした。お猿川には魚が居ないのか?車を下流に走らせます。三階滝に向かう橋から川を見るとなかなかいい感じで流れています。試しにここで釣ってみよう。

橋の下から上流をのぞんで、いい感じでしょ


上の写真の流れから出たニジマス君です
橋の横に車を止めてそそくさと川に降ります。橋の下に良いポイントがありました。前日頑張ってフライを5個巻いたので今日は何とかなるでしょう。それにしてもでかいフライだ。そんなでかいフライにガバッと飛びついてきたニジマス君、今日も三目釣り達成だよ。釣り上がると結構なポイントの連続です。このまま釣り上がって林道とかあるのだろうか?川通しで帰ることになるのか?ええぃ、行け行け次はあそこのポイントだ〜

結構釣り上がって来ましたが、車の走る音が聞こえます。谷の両側にどうやら道があるようです。これで少し安心しました。そこで「ここで釣れなきゃ何処で釣るポイント」が現れました。フライをシェイクまみれにして準備万端、キャスト!で、出た〜ッってやっぱりなんですが、重い!ネットは美笛で落としてきたし、ティペットは5xでおまけにノットだらけ、そんなグイグイ引っ張らないで〜。ズリズリズリとやっとの思いで川原に引きずり上げました。 

ここで釣れなきゃどこで釣る?


ナイスファイトだったよ、お疲れさん!
ニジマス君、君を待っていたんだよ!今年釣った中で一番の大きさです。サイズは34センチと他の人が釣ってるサイズには見劣りしますが、僕の中では大物に間違いありません。嬉しかった〜。やっぱりニジマスのファイトは最高です。気分良く釣り上がっていくとやっと橋が出現しました。と、その先に滝が・・・橋の上には滝見物の人、人、人。ここって三階滝公園ではありませんか。お猿川だとばかり思って釣り上がってきた川は三階滝川だったのでした。でもとても良い釣りが出来たので勘違いもたまにはいいか〜



10月9日 たどり着いたらいつも雨降り 薄別川〜白井川 
前日の天気予報で明日は雨、昼から本格的な雨降りになるって言ってました。ならば遠出は避けて近場で一発大穴狙いしかないかな?と薄別川にやってきました。今日は薄別橋から白水橋まで釣り上がるのが目標です。白水橋に自転車を置き薄別橋のところから入渓します。相変わらず渓相はいい感じ、でも肝心の魚の反応が全くありません。予想通りといえばその通りなのですが、これだけいいポイントが連続していて魚が居ないのもなんとも納得できません。そうはいっても出ないのは出ないのです。仕方ありません。 

見かけだけはどこにも負けません


白水橋下流の流れ、水量も無く魚もいない
白水橋に近づくにつれ、川底が白っぽくなり、魚の姿どころか気配すら感じられません。薄別川は本当に見掛け倒しの川です。格好だけは一丁前だけど中身が薄い。というのがこの川で2回釣りをした感想です。魚の顔を見るまでは帰れないな〜、中山越えようかと悩みましたが、薄別川に着いた頃から降り始めた雨がだんだんと激しくなってきたので、となりの白井で一発狙いです。目指すポイントに着いたときにはほとんどザーザー降りになりました。水面を打つ雨が逆に僕のカディスを目立たせます(って、こんな雨なのにカディスでいいのか?って)


今日の目的の一つに新調したランディングネットへの入魂があります。ところが薄別川では魚の「さ」の字も拝めなかったし、白井川の一番期待したポイントでも無反応でした。雨は更に激しさを増し、着ていたジャケットも雨を通しシャツまでびしょぬれです。次のポイントで出なかったら釣りを切り上げることにしました。最初の一投目で何かがフライをつついたような?そして2投目、ピチャっという感じで出てきたのが写真のヤマメ君でした。とりあえずネットに入ってもらってカメラでパシャ!入魂完了・・ちょっと待って、ネットを使って取り込まなけりゃ入魂したことにならないっしょ。ということで入魂はおあずけとなりました。

こんな雨なのに、ありがとうチビヤマ君!


水溜りにタイヤがとられて怖かったです
土砂降りになってきました。ネットへの入魂を何としても今日中に完了したいという思いが頭の中にわいて来ました。ラルマナイなら濁ってないんじゃないだろうか?車を支笏湖方面に向けて走らせている自分がいました。その前にこの前入渓地点を間違えた厚別川へ、ありゃりゃ濁流と化しています。真駒内川も見事なコーヒーブラウン。あの渇水気味のラルマナイなら濁ってないだろうとの淡い期待も見事に裏切られました。濁流です。ならイザリならどうなんだ?やっぱり濁ってる〜、ということで12時前に撤収というか退散というか、全く不完全燃焼の半日でした。

10月15日 今日は息子のリバーガイド 尻別川上流へ 
先日息子の誕生日祝いを居酒屋でやったとき「お父さん、今度釣りに連れて行って」と言われました。で、本日水曜日に休みをとり、一緒に釣りに行くことになりました。二年ぶりでしょうか?本来アウトドア派の息子ですが、伴侶が出来てからは好き勝手も制限ありのようで、たまたま彼女と一緒に休みが取れなかったようで、ならおやじと釣りにでも行くかという気持ちになったようです。とはいえ一緒に行くからには(一年に一回しか釣りに行かない人間には)釣らせてやりたいと思うのが甘ちゃんの親心です。 

まずは僕のネットに入魂完了!


あらあら、スレで・・重いっしょ
林道のゲートは閉まっています。テクテク歩いていつものところから入渓して滝まで釣り上がります。今日はとりあえず息子に釣らせようということで、自分はあまり竿を出さずにリバーガイドというか水先案内人に徹底しようと決めました。入渓してすぐに息子のロッドにニジマスが・・スレで掛かりました。へタっピイなんですよね。フォルスキャストが多すぎて最後のキャストでトラブっちゃうというビギナーにありがちなパターンです。それでも「お祭り広場」ではニジマスやらイワナやら何匹もヒットさせました。これは釣り人のテクニック以前に魚が沢山居たということでしょう。誰かに(自分も含めてですが)魚を釣らせたい時は尻別川・・きっぱり言い切れます。


最初の入渓場所から滝まではすぐに行き当たるのですが、息子と一緒のおかげで2倍半くらいの時間を費やしました。ワンキャストワントラブルといった具合で、ガイドとしてもイライラしてきますがそこで「早くしなさい!」とか言ってしまっては昔の父親のままで成長がありません。ここはタバコでも吸いながら息子の釣りを見守ることにしましょう。それにしても下手だ。自分も下手だけれど息子はもっと下手だ、それは当たり前でしょうね。一年に一回しか釣りをしない人間に上手くなれ!は無理な話ですね。そんな感じで釣り上がりやっと滝にたどり着きました。

結構良い型のニジマス君、おいおい食べちゃダメだよ!


今回滝のところは本当によく釣れました。
滝のところは昔釣れたためしがなかったのですが今年に入ってよくヒットしてます。息子もニジマスやイワナの形のいいのを連続ヒットさせるほど、なんというか釣堀状態で唖然です。ただ立ち込むので足が冷たい・・ムム・・ウエーダーから浸水しているようです。ここで滝下を切り上げ、滝から上流に入ります。息子がライントラブルで時間を費やしてる間にちょっとだけロッドを振ってみると、元気よくイワナが飛びついて来ます。


久しぶりに爆釣モードです。下手な息子でも二桁の釣果、「尻別川・恐るべし」です。最初に入渓したときの水温は9度、午後になると11度まで上がってました。二人してどでかいカディスでバンバンやったのですが、何故か魚たちもバンバン出てきました。来るべく冬に備えて必死にエサを求めているのか、年一アングラーということで遊んでくれたのかは定かではありませんが、息子は大満足の一日、親父もガイドとしての面目躍如を果たし、中秋の親子の釣りは楽しく終えたのでした。

第二お祭り広場、ここで何匹釣ったかな?

10月23日 晩秋の漁川へ 
久しぶりに漁川に行ってみようか、近場なのでいつもより遅くに出発しました。珍しくゲートのところには一台の車も止まっていません。愛車を車から降ろしのんびり本流二号橋を目指します。途中kotechanさんがミンクらしき小動物を見かけたポイントによって見ます。この日はミンクではなくエゾリス君が現れました。相変わらず忙しそうで、すぐに視界から消えてしまいました。さて、今日は何が釣れるかな?キャスト!ヒット!?なんかイワナにしては白いぞ?ニジにしては引きが弱すぎる・・そんなわけで上がってきたのはオチョボ口のQちゃんでした。 

Qちゃん、おはよう!


自転車でもこの先は無理です。
二号橋を越えいつも大きなのが釣れるポイントに着きました。あれ、ちょっと雰囲気が違うなあ、最近かなりの雨が降ったようでポイントを形成していた丸太が流されてしまったようです。結局一番期待していたポイントでは何も釣れず、さらに上流へと自転車を走らせます。少し行った所であ然としました。なんと土砂崩れがあったらしく土砂と倒木でここから先に進めなくなっていました。歩いてなら何とかいけそうですが、ちょっと前に転んでひざをしこたま打ったので無理はしないで、そこから下流を釣ることにしました。


転んだといっても、ちょっと悲惨で、上半身ずぶぬれになってしまいました。シャツやジャケットはビショビショ、着替えは車の中です。戻るのも面倒なので絞ってもう一度着なおし、釣りは続行です。入渓一番、Qちゃんが釣れたきりでその後はさっぱりです。小さいのがフライにアタックしてきますがフックに乗りません。今日はもしかしたら駄目かも・・・そうだ、こんな日はキノコ採りだ!ということでキノコを探します。でも今年はあんまり見つからないなあ、二人で食べる分くらいをやっと採って、釣り再開です。

下準備オーケー、今夜はキノコ鍋で決まり!


カディスに出てきたニジマス君、元気だね。
この日の釣りは半チンしたということもあり、気持ちがややめげていたようです。それでも何とかニジマス2匹、イワナ2匹、Q様1匹と三目釣の達成です(自慢してどーする?)バラシが3回、大きくは無かったですがやっぱり悔しい。一番気になるのは土砂崩れの現場でこれからも復旧しないとすれば、結構歩かなければポイントまで行けません。この川の楽しみが半減してしまいます。


結局この日は本流二号橋から少し上までしか行きませんでした。もっと上に行けばもっと沢山ポイントがあるのですが、ま、ドボンもしたけれど、魚も顔を見せてくれたので良しとしましょう。濡れネズミになった割には気温も高かったので寒さはあまり感じられませんでした。ただ風が強くキャストもままならない場面も多々あり、また秋の釣りには付き物ですが、流れてくる落ち葉がじゃまでじゃまで、結構大変でした。水温8度という状況の中でフライに果敢に出てきてくれたお魚さんたちに感謝です。

イワナ君、ずいぶんゆっくり出るんだね

10月30日 白銀の中山峠を越えて 喜茂別川〜ソーケシュ〜尻別川 
気温が低くなってきたので、そろそろドライは厳しいかな?ということでキンタにでも行こうかと思っていた矢先、tomaTさんから、胆振地方はWRCが開催されていて交通規制だらけなのでパスしたほうがいい、という情報をもらいました。ならどうする?いろいろ考えた末、今年一度も足を運んでいない喜茂別川に行ってみよう。と、無意根大橋を越えトンネルを過ぎたあたりから周りが銀世界になって来ました。タイヤがまだノーマルなのですごく慎重に運転です。喜茂別まで無事たどり着けるのかな〜 

白銀の中山峠、気温はマイナス1度です


喜茂別川と河原に積もった雪です。お〜寒っ!
峠を下りたあたりから雪は徐々に少なくなってきました。温度計を見ると気温は4度です。河原にはうっすらと雪が積もっています。水温を計ってみると4度しかありません。ピリピリする冷たさ、この温度では多分ドライには出てくれないでしょう。案の定全くの無反応でした。ニンフも一応試してみましたがこれにも無反応。今日は魚の顔を見ることが出来ないかも・・でもまだ時間はたっぷりあるし、どこに行こう?そうだ、ソーケシュに行ってみよう!


ソーケシュ一番のポイントです。水温を計ってみると6度。喜茂別より2度高いのですが、ドライに出るかは神のみぞ知るって感じでしょうか?ティペットにはさっきのニンフが結んだままです。このままニンフでやってみるか?それともドライで・・ままよ、いかなるときでもまずでかいカディスを結んでドライでやるのが自分のスタイルぞ、とフライをチェンジします。流れからちょっとはずれたタルミの部分にキャスト!

数々のドラマを生んだソーケシュのポイント


カディスに派手に飛びついてきたイワナ君、ありがとう。
水面を割って派手に魚が出てきました。こんな出方をするなんて意外といえば意外です。と同時に6度という水温の中で僕のドライに反応してくれたイワナ君に感謝感激です。このポイントではあと2度ほどアタックがあったのですが、フックに乗せられませんでした。でもこの水温でもドライに反応するということが確認できたので、このまま釣り上がってみることにしました。支流との出合いのところでプリプリのニジマス君が釣れました。更に上流を目指します。ところが今度は川原の朽木に生えているキノコが気になり始めました。


半分釣り、半分キノコ採り、という感じで結構上流まで来ました。キノコも採れたし、今夜もキノコ鍋で一杯だ〜、でも川通しで戻るのはやっぱりしんどいですね。岩に足を滑らせ何度か転びそうになりましたが、なんとか車までたどり着きました。最後に尻別でちょこっとやってみよう。でも滝まで行くのはしんどいし、ということで昔通いつめたビッグファイトの上を入渓場所に選びました。昔でかいのが出たポイントはなくなっていましたが、その上のポイントは健在でした。その証拠に元気印で型の良いニジマス君が挨拶をしてくれました。

尻別のニジマス君、来年また会おうね。

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