<2007年10月>
10月第一週は根室にいました

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10月7日 天気晴れ 根室の川

根室にやってきました。どうしても釣りがしたかったので道具一式を車に積んできました。翌朝早くに出かけます。前日根室に到着した時は真っ暗だったので川の状況は全くわかりません。前もって地図で下調べをしていた川に到着。こりゃあきまへん。僕の釣りの範囲外です。流れは限りなくゼロに近く竿を振る気にもなりません。風連川でした。


さらに車を走らせ違う川を探します。見事な、川というより沼といった方がいい感じのプールです。この川は別当賀川という名の川です。地図で見る限りは川なのですが根室半島の川はどこもこんな感じでした。上流部がどうなっているかはわかりませんが高い山も無い半島なので勢いのある流れの川はなさそうです。

がっかりして海沿いに立つ宿泊場所に戻り海を見ると釣り人が何人も確認できました。丘を降りて海を見るとシャケがあちこちでジャンプしているではありませんか。おっとかげまるさんが・・・よく見るとフライマンです。彼をしばらく眺めていたら釣ったようです。近くに寄ってみるとブナの入ったオスのシャケ、しかもスレで掛けていました。さすがにシャケのタックルを持ってくることには気づかなかったですね。ということで今回はロッドを振らずじまいです。

10月14日 天気曇り 気温12度 ソーケシュオマベツ川〜喜茂別川


前日からソーケシュに行きたかった。札幌を出発したのが午前9時、天気はあまりぱっとしませんが久しぶりの釣りなのでワクワクしていました。現地に着いて支度をしていると見たことのある車が僕の車の後ろに止まりました。なんと源流の貴公子chuelさんではありませんか。ある川に向かう途中僕の車を見つけたということでこの日はchuelさんと一緒の釣りになりました。まずはソーケシュを釣り上がります(写真提供:chuelさん)

今年も「いつまでドライで行けるか」にチャレンジです。ところが水温を測ってみると8度しかありません。若干の不安と共にスタート、といきなりヒット。かなりサビが入ったヤマメです。低水温ならやっぱりヤマメなのでしょうか。ニジマスは出てこないのか?釣り上がって行くうちにニジマスも釣れ始めました。ただしこちらも結構サビています。ヤマメ釣りの方はサビが入っていることに抵抗があるようですが、僕は釣れたらうれしいぞの世界。写真はソーケシュのサビヤマ君です。


ソーケシュの短い区間を釣り上がり別の川に向かいます。この初めての川は渓相は抜群です。ただし僕のテクニックでは釣れる場所に限りがあります。開けたポイントで良型のニジマスが出てきました。目的の橋まで釣り上がってこの川は終了です。このあとchuelさんは別の川、僕は喜茂別川に向かうのでここでお別れです。chuelさん、素敵な川を案内していただきありがとうございました。

果敢に攻める貴公子。貴公子は先日BOBさんのところで食べたボリボリがいたく気に入ったらしく釣りもそこそこにキノコ探しをしたとか・・・ヤナギタケもみつけたのですがボリボリかラクヨウだということでキノコへのこだわりもchuelさんならではです。


喜茂別川はまだ釣ったことのないポイントが結構あります。今回は先々週釣った場所の上から入渓します。少し釣り上がって出てきたのが写真のヤマメです。ソーケシュで釣ったものよりサビの色は薄めです。それからしばらくして小型のイワナが釣れました。サビは入っていません。本日は三目釣りの達成です。低水温にもかかわらずドライに出てきてくれた魚君たちに感謝感謝の一日でした。

イワナくんです。ちっちゃいよ。

10月22日 天気雨のち曇りのち晴れ 気温14度 ラルマナイ川〜漁川


ラルマナイ川は本当に魚が居ないのか確かめたくてやってきました。ゲートに鍵が掛かっているのでいつもどおりポイントまでテクテク歩きます。そのうち雨が降ってきました。天気予報では雨が降るなんて言ってないよ。chuelさんポイントに着いたときにはザーザー降りになりました。身を隠す場所もないのでそのまま釣り始めます。写真は雨が降る直前のラルマナイ

堂々と流れる僕のカディス。何投目かにフワッと食いついてきました。で、でかい!ティペットは5Xです。果たしてうまく取り込めるか、魚は水面に上がってきません。グイグイ引っ張られるので強引に取り込もうとしたらロッドがふっと軽くなりました。継ぎ足してあった5Xのティペットとフライごと持って行かれてしまいました。悔し〜い。この後合流点まで釣り上がりましたが魚は出てきてくれませんでした。写真は雨が上がりもみじの美しいがけ崩れの跡


次に漁川に向かいます。この時期ドライに出てくれるとしたらニジマスでしょう。本流1号橋のすこし上流の、必ず反応があるポイントでは期待に反して何にも出ず。その少し上のポイントでもう一度大きなニジが出ました。最初は落ち葉のかたまりを釣ってしまったかなと思い、ロッドを何回かあおったのですが上がってきません。根掛りかと思ったとたん魚が走りました。やばい、ティペットはまた5Xだ。このままでは勝てない、とテンションを緩めたそのときにジャンプ一発、またフライごと持っていかれました。写真は失意の中で写した漁渓谷の紅葉です。

なんていう日でしょう。かなりの大物2匹を釣り損ねてしまいました。気分はかなり落ち込んできました。でもホームページをアップするのだから何とか魚の写真を撮りたい。沢山の木の葉が流れの中に入り込んでいます。そんなコンディションでうまく僕のフライを見つけてくれるか?流れの緩めのポイントから果敢に出てきてくれたニジマス君がいました。ありがとう。君は本当にいいやつだ。


漁川の水温は9度です。先週のソーケシュが8度でしたからドライに出ても不思議はありません。ただ水中を流れる落ち葉が魚の邪魔をしていることも考えられます。何故か盛期にはあれだけいたイワナが出てきません。写真はヤマメ君です。尾びれにスレで掛かってしまいました。多分僕が今まで釣ったヤマメの中で一番小さいサイズでしょう。大きくなってまた遊んでね。

帰り道キノコを見つけました。ベストのポケットにキノコを入れる袋を入れといたつもりでしたが見当たりません。仕方がないのでネットの出番です。今日は一度しか魚を収めませんでしたが、沢山のキノコを収めてあげたのでネットも満足でしょう。(な、わけないか)

10月28日 天気曇りのち晴れ 気温10度 尻別川〜ソーケシュオマベツ川


この日は自分の56回目の誕生日。ここは一つでかいのを釣り上げて自分へのプレゼントにしよう、と意気揚々と中山越えを敢行しました。向かったのは尻別の本流。今年chuelさんにはじめて教えていただいたポイントです。現地に着くとおや、見たことのある車が・・なんとchuelさんの車ではありませんか。彼の姿は見えないのでもう川に入っているのでしょうか。河原におりて呆然としました。なんと護岸工事をしているのです。こんなところに必要あるのでしょうか?喜茂別町のこの川は護岸だらけになってしまいました。

chuelさんの姿をさがして急いで釣り上がります。そのうちchuelさんの方で僕を見つけてくれました。chuelさんはこのあと尻別川の滝上に入る予定だというので僕も連れていって頂くことにしました。夏の間の鬱蒼とした木々はすっかり葉を落とし寒々とした晩秋の風景です。chuelさんはフローティングミノー、僕はカディスでイワナを狙います。入渓してすぐにchuelさんのロッドが弧を描いてます。ヒット!ところがキャッチ直前でバレてしまいました。かなり大きかった。写真は滝下のプールで大物を狙うchuelさんです。


このあと僕はスレでイワナを一匹、chuelさんはバラし沢山という結果で脱渓しました。イワナが一番低水温で活性が下がると思っていましたがその通りだったようです。chuelさんが別の川にいかれるというのでゲートのところでお別れです。僕はソーケシュを釣りたかったので川に向かいます。来るときに一台車が停まっていましたがもし釣り人でも時間が開いたので場はおさまっているだろう、と「さかい橋」まで来ると今度はさっきとは違う車が停まっていました。ま、いいかやってみよう。

ソーケシュはニジマス狙いです。さかい橋上の大物ポイントは反応がありません。どんどん釣り上がって結構広いプールに出ました。そこで出てきたのが写真のイワナです。これには驚きました。尻別で殆ど反応が無くこの水温ならイワナは出ないと決めつけていましたが、結構派手に僕のカディスに飛びついてきました。ちなみに水温は9度でした。このあとイワナをもう一匹追加です。


今回は金屋の沢との出合いよりもう少し上流を目指してみます。渓相は案外単調で遡行もそんなにきつくはありません。時々反応があるも釣り上げることは出来ません。ニジマスを釣りたいと思って入った川なのですがみんなどこかに行ってしまったのでしょうか。あそこで出なかったら切り上げようと臨んだ中級ポイント。派手に出たのが写真のニジマス君です。サイズ的には小型ですが結構いい引きを楽しめました。

川通しで釣り上がってきた河原を降りていきます。午後も3時近くになるとうっすらと暗くなってきてちょっとこわい感じもします。「いつまで行けるかドライフライ」をテーマにやってますが、とりあえず今年も10月末でも釣ることが出来ました。もちろん11月になってもやるつもりです。そして56回目の誕生日に元気に釣りが出来たことの幸せをしみじみ感じております。

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