2008年3月

3月、はたしてドライに出てくるのか

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2008年 3月9日 天気晴れ 気温7度・キンタミネ川〜コシザカナ川

一本の立木と化すかわせみさん

本日ははじめてかわせみさんとご一緒することになりました。目指すはキンタミネ川です。前日より苫Tさんから道路状況を教えていただいていたので不安なくキンタミネに向かいます。なるほど先々週TOKIさんと来たときとは雲泥の差があります。あのときの雪は一体どこに消えたのでしょう。上流に向かう道もほとんど雪がなく、ちょうどいい駐車スペースがあったのでそこに車を止めて釣り上がります。


かわせみさんはテンカラ、ぼくはドライフライで釣り上がります。結果2度ほどフライへのアタックがありましたがフックには乗らず、魚が何だったのかは不明です。水温は11度とのことでドライフライに出てきてもおかしくはないのですが、かわせみさんにもまったく反応がなかったということは、まだ活性が十分ではないのか、あるいは川原に釣り人の新しい足跡があったのでそのせいかもしれません。ちなみに僕はこの日初めて6フィートのバンブーロッドを持ってやって来ました。入魂したかったのですが今回のキンタミネでは出来ませんでした。残念。

入魂ならず、残念!


いやらしいとこ、攻めてますね

切り上げようとしたときに苫Tさんが気遣って見に来てくれました。車を置いたところまで乗っけてくれたので年寄り二人には大変助かりました。(苫Tさん本当にありがとうございました。)さて、まだ時間があるので次の川に向かいます。っていうか魚の顔を見るまでは帰るに帰れません。こんないい天気でボを食らうなんて何としても避けたい、ということで向かった先は勿論、あのコシザカナ川です。ゲートは開いていましたが、その辺で釣っていた人が上はグシャグシャだというので歩いて上に向かいます。適当なところで入渓します。川はいつもどおりに流れています。これならバッチリと思ったのですがなかなか反応がありません。かわせみさんは絶対魚の顔を見ると言って、テンカラから餌へ転向しています。


僕のフライにはここでも2度ほどアタックがありましたが、かなり小型でしかも釣れませんでした。魚たちは入れ替わりやってくる釣り人でスレテしまったのかまともなポイントではほとんど出てきません。僕のテクニックでは到底無理といういやらしいところに潜んでいるようです。そんなポイントを攻めたかわせみさんにこの川のヤマメたちは無垢でした。鍛えられた老練なテクにひょいひょい釣られていました。さすがかわせみさんだ。魚は居るのですがドライではあまり芳しくありませんでした。また来て見ようっと。かわせみさん、今日は本当にありがとうございました。車の中でお話したいろんな川、どれか一本是非ご一緒させてください。そして苫Tさん、今日もお世話になりました。

やったね!どんなもんだ!


2008年 3月16日 天気晴れ 気温5度・キンタミネ川〜コシザカナ川

ニジマス君、出てくれて嬉しいよ!

昨晩は飲み会。一次会で切り上げ今日に備えました。目指すは本日もキンタミネ川です。支笏湖線もすっかり路面が出ていて快適に車を走らせます。途中ラリルレロを見ましたが、かなりの雪です。去年はあの雪をこいで上流を目指したのかと思うと今年は楽をしてますね。さてキンタミネに到着、水量はいつもと同じ、早速釣り上がります。先週より間違いなく魚の活性は上がっているようです。2度程アワセ切れをしてしまいました。三度目はそうはさせじとティペットも6Xにして渾身のキャスト。ピシッという感じでフライに乗ってきたのが写真のニジです。


3月にドライで釣ったのはこれが初めてです。1月にも釣れたのでドライで釣っていないのは2月だけになりました。来年のことを言うとオニが笑いますが、いい目標ができました。この後小型のニジを4匹ほど釣り、2つ目の函より上を見てみたかったので行って見ました。 すぐ上は開けていますがポイントには乏しい感じがします。そして少し釣り上がるとまた函に突き当りました。この函を上がるのは無理と判断し今日のキンタミネはこれにて終了。あ、高速下でちょっと釣ってみましたがフライを小魚につつかれただけでした。

果たして難攻不落の函なのか?


動物霊園裏手の小糸魚川の流れ

苫Tさんから電話が入りました。小糸魚川のリアルタイム情報です。苫Tさんによるとゲートより上には何人も釣り人が入っているとのことです。ならばということでゲートから下を釣る事にしました。いい感じのところは結構あるのですが魚の反応はほとんどなしです。上から釣り下がってきたかっこいいフライマンの方に聞くとやはりまったく反応がないとのこと。僕の方も同様で写真のところで一回反応があったきり、今日の小糸魚川は残念ですが結果無しでした。


小糸魚で釣っていて気になったのが、去年からやっている何かの工事です。行く度に少しづつ完成度が増してきます。いろんな情報をまとめるとキンタミネのあのドームのような役割のものを作るようです。そんなの聞いてない!(札幌市民だからしょうがないか?)苫小牧ですから多分魚道はつけるでしょうが、それにしても小糸魚川にはまったく必要のないものだと思います。現場で働いている方には請け負った仕事を全うするだけの事ですが、あそこにそんなもの必要と思います?

川を大事にして下さい

2008年 3月23日 天気晴れ 気温10度・μさんと一緒のキンタミネ川

函を果敢に攻めるμさんです

いつもより朝早く目が覚めました。携帯の電源を入れると着信あり、なんとμさんから電話が入ってました。あわてて電話をするとキンタミネに向かっているということです。μさんにはキンタの入り口で釣っててとお願いして大急ぎでキンタに向かいます。いつもよりかなり早く現地到着!いたいたμさんお久しぶり!さあ、今日は天気も良いのでガンガン釣っていきましょう。と意気揚々と釣り上がりますが今回は先週に比べかなり渋いのです。前回魚が釣れたポイントがことごとく沈黙。あっというまに三つ目の函まで着てしまいました。


前回はこれ以上は上がれないと思いましたが、なんとかへつりながらこの函を越えました。けっこういいポイントが連続します。いかにもというポイントで写真のニジが出ました。バンブーロッドへの入魂完了です。やっと釣れたと言う感じですが、なんとかボは回避できました。本日のμさんは、フライでの挑戦です。あまりやってないはずですが、随分上達していました。肝心のお魚さんですが、アワセ切れやらバラシやらでキャッチ出来ません。僕の足元で掛けた大物をバラすのを見ましたが25センチ以上はあるいい形のニジマスでした(バレたけど・・)

入魂完了、やったね。


こんなのがあちこちに・・・

鹿やその他の動物の足跡に混じって熊の足跡も見られました。さすがにこの辺りは熊がいると言われてるだけあって、少しびびります。でもμさんが居るので大丈夫、ときどき「ピッピー!」とホイッスル。そのたびに「気を付け!」の姿勢をとってしまいそうになります。川はだんだん細くなってきます。ポイントは続きます。いったいどこまで釣り上がるのかな?ま、いいや。行け行け!


かなり上流まで着ました。これ以上釣っていると帰りの時間が無くなります。先にまた函が見えたのでとりあえず今日の所はこれにて終了。ということで後ろ髪を引かれつつ川を後にしました。写真はこの川のところどころで見受けられた湧水です。岩の間から元気良く吹き出しているところもあれば、チョロチョロと出ているところもあります。これが樽前の伏流水でこの川の水温を安定させていたのですね。μさん、本日は僕一人ではとても行けないところまで連れていって下さりありがとうございました。天気も良く本当に楽しかったですが、μさんは?

一番湧水量がありそうな場所




2008年 3月30日 天気晴れ 気温6度・キンタミネ川の源流をめざして・第2弾

苫Tさん、お見事!

本日は苫Tさんと、キンタミネのさらに上流を目指すことにしました。ということで入渓場所は送電線の所からです。日頃の行いが良いせいかこの日の天気もすこぶる良く、風もないので歩いていると汗ばむくらいの陽気です。まずは函のところで苫Tさんが良い形のニジマスを引きずり出します。僕のフライにも反応良く小さなニジが飛びついてきます。メイフライのハッチも盛んなようでそれにライズする魚も確認できます。


どんどん釣り上がって行くと突然水が濁ってきました。しばらくすると治まりました。苫Tさん曰く、こういう時は上流に釣り人が居るか熊が居るかだそうで、案の定上流に釣り人の姿が・・(熊でなく良かった〜)こんな所まで入ってくる人がいるんだ、道理で反応が芳しくないわけです。その餌釣りの方としばらく情報交換し、さらに上を目指します。途中でこの川の伝説の「温泉」を見ることが出来ました。水温29度、洞窟のようなところから湧き出しています。この川の水温の高さはここにもそのルーツがあったのです。

湯気が出てます。わかりますか?


こんなのなくても良さそうですが・・・

温泉を後にし、さらに上流を目指しているとまた釣り人に出合いました。聞けば上流にある堰堤より釣り下がってきたとのことです。その方は大きいのも含めて何匹か釣られたそうで、堰堤下では型の良いホウライマスも釣ったとのこと、ならば堰堤までの間はパスしてそこから上を見てみようと言うことになりました。それにしても先ほどの釣り人といい今の方といい、こんな山奥までたった一人で、しかも見た限り熊よけの装備はしていないような?・・・恐るべし初老のジモピー。


堰堤から上は川も細く浅くポイントも殆どありません。釣りにはかなり厳しい条件です。川岸や水中にはクレソンがびっしりと生えていてちょっと素敵な風景です。途中苫Tさんがこれも温泉だよと教えてくれた場所がありました。見れば鉄管が突き出ていてその先から水が流れています。口に含んでみると鉄分の味がしました。

クレソンの密生する流れ


ここが錦多峰川の水源です

もうすぐで川が無くなりますという苫Tさんの言葉、えっ?と思い先に進むと向こう側は崖で、谷になっていません。そのかわり足元からこんこんと水が湧き出ています。ここがこの川の源でした。ここから流れ出した水が途中にある温泉やまわりのわき水を集め、あの豊かな錦多峯川になるんだと思うと、なんか感動してしまいました。ところで、この日の釣りは小型のニジマスを何匹か掛けましたが写真に写すほどでもないと、撮らずにいましたが大きいのが釣れず最後に釣ったのはピンボケにつき写真がありません。すみません。


R276の帰り道、来るときにゲートが開いていることを確認していた林道に入ってみました。地図上ではあの苫小牧川の上流があるはずです。悪路ですが何とか川に着きました。早速入ってみます。苫小牧方面に較べ雪はまだまだ残っていますが雪代が入っているわけでもなく、なんか釣れそうな予感がします。勿論ドライです。川が合流するいいポイントにフライをキャスト、一発で出ました。ニジマスです。20センチ以上はあったのですがすんでの所で痛恨のバラシ(こればっかり〜)でも魚が確認できたので今度また行ってみます。苫Tさん、本日はありがとうございました。思えば釣りをしているときも含めて半日以上足が攣っていたような・・・

苫小牧川上流の流れと土管橋

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