2008年11月
ボーズは当然覚悟の11月

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11月6日 ポカポカ陽気の豊平川 気温=13度  
昨日までの寒さが嘘のように暖かく天気のいい日になりました。とはいえ朝一で出掛けても寒いだけだろうということで、今日はゆっくり目の出発です。目指したのは豊平川、R230新豊橋から上流の探索です。札幌には無かった雪が定山渓のあたりではかなり積もってます。車を豊平峡ダム方面に向け左折、車止めから少し行った所に自転車を置き、戻って豊橋のところに車を置きます。そこから川に降り、今日の釣の始まりです。この時点で気温は8度、水温は5度。もちろんドライフライでのチャレンジです。

雪の川原から豊橋を望んで


ライズを見つけたポイントです
前回の尻別では水温4度で無反応、6度ではドライに出てきました。今日は5度ですから微妙なところです。川はといえばなかなかのポイントが連続しますがしばらく釣り上がっても何の反応もありません。ただ少し濁りがあるのでそれも影響しているのかもしれません。ニンフに替えようかとの思いが頭をよぎりますが、兎に角ドライでやってみようと、でかカディスに望みを託します。なんとなくいい感じのポイントが現れました。おっとライズ発見!ライズがあるということは魚が水面にも注意を払っているってことかな?カディスはハッチしていないけど、もしかしたら間違ってアタックがあるかも・・・


ライズのあった1メートルくらい上流にうまくプレゼントできました。堂々とポイントに向かい流れていきます。そこだ出ろ出ろ出ろ、でた〜っ!ちゃんとフッキングしているようです。上げてみるとうれしやニジマス君ではありませんか。冬に向かう川であたりは一面の雪、こんなコンディションでドライで釣ったのは多分初めてです。嬉しい!

カディスに出てきたニジマス君、ありがとう!


イワナ君、君も大好きだよ!
このポイントでは驚くことにイワナ君も釣れてくれました。どこの川にもシーズンで一番早く、また一番遅くまで魚たちがライズを繰り返すポイントがあるような気がします。この2匹の魚たちが釣れたポイントはまさしくそういったところだったのでしょう。多分今日は駄目だろうと思っていた予想を大きく覆してくれたニジマス君、イワナ君(アメマスっぽいけど)どうもありがとねっ!

結果から言うとこの後一度フライにアタックがあったきり、さっぱり釣れなくなりました。水の濁りも結構きつくなって岩場の深場が多くなってきました。切立った淵が多くなりプチへつりとミニ高巻きの連続です。足場には雪が積もっていておまけにウエ−ダーのフェルトは磨り減っています。こんなとこでドッボンしたら絶対笑えないぞ、必死にクリアしました。こんな厳しい目にあったのは今まで初めてでしょう。戻るには距離がありすぎるし、何としても自転車を置いてある沢との出合いまで行かねば・・・ 

え?ここを越えなきゃなんないの?


こんなとこで結構コケるんですよ!
岩場を何とか乗り越えても、雪の積もったゴロゴロ石の川原を歩くのも難儀なものです。また水中の石は盛期に較べて藻が覆っていてよく滑ります。しかも沈み石だと思ったら浮き石だったり。普段の3倍くらい神経を使って歩いたものですから、時間も3倍くらい掛かってしまいました。それでも少し時間があったので白井川まで車を走らせましたが、こちらは増水していて釣りにならず、ちょっと残念でしたが、水温5度でドライで釣れた!というのは大きな収穫でした。

11月13日 お久しぶりですキンタミネ 水温=11度  
いよいよ胆振詣での始まりです。前日偵察に入ったシェルパの”G”さんからの電話で、ドライには問題ないとのこと。それでは参ろうということでキンタを目指すことにしました。家を出たのが8時前、札幌の気温は5度、現地の気温は7度です。早速水温を計ってみます。なんと11度という札幌近郊では考えられない温度です。これならドライに間違いなく出てくるでしょう。案の定、魚たちの反応はよく元気よく水を割って出てきます。

この川屈指のポイントですよ。


上のポイントで釣れたニジマス君、元気だね!
昨日シェルパの”G”さんが脱渓した送電線までの区間で何匹かニジマスを釣りました。今回は更に上を目指します。釣り上がっていくとやっと「ああ、このポイントだ」と気づきます。半年前にあんなに通っていたのに情けないほど記憶が無くなっています。それでも魚が出たポイントはよく覚えていて気合いが入ったキャストになります。魚たちはちゃんとそこにいてくれて、僕の不細工なカディスに出てきてくれます。なんて律儀な魚たちなんだろう。


この川の重要なポイントとして函があります。そこには必ずと言っていいほど魚が付いています。結構流れも速く、多少フライにドラグが掛かっていても出てきたりします。ニジマスはサビが入っているのもいればサビのないのも釣れます。余談ではありますが新子ヤマメが一匹だけ釣れましたよ。あとバラシも沢山でした。前回「次はメイフライパターンも使おう」と決めたのですが、根性なくカディスばっかり。

函です。樹の下から魚が出てきました。


ホウライ君、お久しぶり!
この川もミニ高巻きやミニヘツリを結構強いられます。おまけにクマさんも出没する(春に足跡を確認してます)らしいので、ホイッスルを吹いたり、鈴をしつこく鳴らしたりで気も遣います。今回はクマの足跡はありませんでしたが、鹿の足跡は沢山ありました。かなり上流まで来ましたが、水源まではまだ距離がありそうです。温泉が湧き出るところまで行きたかったのですが、林道に車が止まっていたので脱渓することにしました。

先週に引き続き、思いがけないほど良い天気に恵まれ、沢山の魚たちの顔を見ることが出来ました。遡行していて汗ばむほどの陽気になり、途中のわき水でのどを潤しました。樽前山の伏流水があちらこちらから湧き出てきているのです。豊かな自然を感じさせてくれる川です。クマの心配があることと、もうちょっと近くにあってくれたら申し分ないのに・・・贅沢ですね。

岩の間からこんこんと湧き出る水、おいしいです。

11月20日 お世話になったあの川へ SRF川〜キンタミネ川  
この日は先日のオフ会で知り合ったGINOさんとご一緒することになりました。苫小牧ではtomaTさんが待機しています。さて、と起きて外を見るとなんと一面銀世界、っていうか雪がガンガン降っているではありませんか。急いで雪かきを済ませとりあえず出発です。GINOさんとの待ち合わせ場所は常盤のチェーン装着所、果たしてこんな天気で来ているだろうか?おっ、来てましたね釣り吉予備軍。ここからは僕の車でいざ出発!

札幌の雪も林道走ってこの通り


SRFで釣りまくりのtomaTさん、暖かそう!
と、ここでtomaTさんから電話が・・「こちらは寒いけど天気はピーカン」とのこと。半ば信じられなかったけれど、峠ではガンガン降っていた雪も支笏湖を越えたあたりから少なくなり、tomaTさんとの待ち合わせ場所に着いたときは本当に晴れ渡った空が頭上に広がっていました。さて当初は勇払の上流に入る予定でしたが、tonaTさんの事前調査によると水温4度とのことで急きょ目的地をSRF川に変更です。3つ目と4つ目の土管橋に車を置いて下から釣り上がります。


SRF川も思ったより水温は低く、釣り始めた頃は5度しかありませんでした。果たしてドライに出てくれるだろうか?イタドリ大王のtomaTさんは小型のヤマメやニジを釣りまくってます。一方ドライフライの僕とGINOさんは苦戦を強いられてます。それでもなんとか小さなヤマメちゃんが掛かってくれました。この魚はきっとじじさん達がこの川に放してくれたものでしょう。

ヤマメ君、君のお母さんに会いたいんだけど


釣りキチ予備軍か?
この日は晴れてはいましたが、気温は低く風もあるせいか手が凍りそうです。着ていたフリースで手を暖めながらの釣り、それでも日が高くなってくるとなんとか普段通りの釣りが出来るようになりました。ここで第4土管橋に到着、まだ時間があるのでキンタに向かいます。送電線下とカーブミラーに車を止め、ミラーからの釣り上がりです。こちらは水温が9度とSRFよりは暖かく、フライへの反応もありますがやはり先週来たときほど元気には出てくれません。

この川でもtomaTさんはテンカラ、エサと使い分け良い型のニジマスや小型のヤマメたちを引きずり出していました。僕のロッドにも小型のニジマス君が、あとはGINOさんが魚を手にしている写真を撮るのみです。送電線近くのこの川屈指のポイントで待望の一匹が出ました。これにてこの日の釣りは終了です。GINOさん、楽しんでいただけたでしょうか?tomaTさん、カップヌードルほか沢山の差入れありがとうございました。tomaTさんと一緒だとクマの心配が全くないのは何故でしょう?

GINOさん、やったね。おめでとう!


11月29日 お天気最高!冬の釣り 苫小牧川 
シェルパの”G”さん、tomaTさんの地元組を筆頭に黒猫男爵や武道虫大王が札幌から参戦したりして、最近この川やたら熱いのです。乗り遅れてはなるまいぞ!と三匹目のドジョウを捜しにいそいそ出かけて参りました。熊よけ人として同行していただいたのは先週に引き続き「苫小牧のホスピタリティ」ことtomaTさんです。まるで打ち合わせたようにぴったり待ち合わせ場所に到着、それではtomaTさん、宜しくお願いします。

苫小牧川の流れです


tomaTさん、ここ絶対出ますよ!
川に着いてすぐに水温を計ってみると5度です。tomaTさんの水温計は6度で、いつも1度の差があります。ちょっと水が冷たいでしょうか?でも胆振の川だからこれから水温が上がってなんとかなるでしょう。ところが行けども行けどもさっぱり反応がありません。もちろんフライはドライです(いばるなっーの)。tomaTさんはというと必殺イタドリ虫で相変わらずコンスタントに釣ってます。


春先に魚が出た「お祭り広場」も沈黙。これは今日はダメかも・・と弱気になってしまいましたが、いかにもドライフライ向きなポイントでニジマス君が反応してくれました。良かった〜ひとまず「ボ」は回避することが出来ました。あ、そうそうtomaTさんが型の良いヤマメを釣りました。サイズは23センチで先週”G”さんが釣ったのと同じ大きさです。もしかして同じヤマメかな?なんて笑いながら釣り上がります。

上のポイントで出たヤマメ君


これは僕が釣ったニジマス君です。
餌釣りの人と釣りに行くとき、自分でロッドを振れないポイントや必ず魚が付いているはずでもフライに反応が無い場所では必ず餌釣りの人に試してもらいます。そんな時いかにも釣れそうなポイントでフライを流すも反応がありません。「tomaTさん、やってみて下さい」と、tomaTさんにリベンジをお願いします。餌を水面より少し下に投げ入れた途端tomaTさんの竿がグングン曲がって行きます。見るからに大物の感じが伝わってきます。

tomaTさんはこの日ネット持ってきていなかったので、僕がアシストしてネットイン!でかいニジマスでした。計ってみるとなんと36センチもありました。しかもサビなどは入って無く銀ピカの綺麗な魚体でした。しかしほかの人の釣りを観るのもなかなかエキサイティングですね。餌釣りはあの目印がググッとなるのがたまりませんね。本気で餌釣りに転向しようかと心が揺れてます。

tomaTさんの釣った36センチ、でかいや!


tomaTさんの釣ったレッドバンド、ヤマメっぽい?
このあともtomaTさんは良型のニジマスを連発、僕はというと小型のニジマスを何匹か釣りましたが写真に写すようなサイズは釣れませんでした。でもtomaTさんがポイントというポイントで見事に釣り上げるのを見るのもとても楽しかったです。苫小牧川は結構魚影の濃い川だと再認識もできたし、何より初冬にもかかわらず寒さを感じない暖かさで、明るい陽射しの中釣りが出来たことは何より幸せでした。tomaTさん、いつものことですが、本当に有り難うございました。また宜しくお願いします。

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