2009年8月
今年の8月は冷夏だそうですが、果たして釣果は?

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8月2日 こんな天気って、あり?  
数日前の天気予報では雨マークが見当たらなかったため、急きょ日曜日に休みを取り釣行を決めました。向かったのは尻別川です。その前にまずは小手慣らしという感じで喜茂別川をちょこっとやってみることにしました。入ったのは尻別本流との合流地点から少し上の橋、ここから喜茂別中学校の裏までの釣り上がりです。何か釣れてくれるだろうと言う期待とは裏腹に全くの反応無しでした。とほほ。

喜茂別川下流、いい感じではありますが・・・


釣れてくるのはこんなサイズばかり
というのも、釣っている途中からパラパラ降っていた雨がザーザー降りになってきたのです。急いで背中にしまっていたカッパを着て釣りを再開するも雨が水面を激しくたたき、釣りをする気持ちが萎えてしまいました。ほとんど釣りらしい釣りもせず喜茂別川を後にします。次に向かったのは尻別本流、広島橋からビッグファイトまでの区間を釣り上がります。自転車をビッグファイトの先に置いて橋からの入渓です。


橋の所に2台、ビッグファイトまでの途中に1台、釣り人のらしい車が確認できます。誰かが入っていたとしても「今日はここをやるんだ」と決めて来たので引き下がれません。雨は小降りになってきました。ただ水量はやはりいつもより多い感じです。入ってからすぐに尺近いイワナが釣れましたが写真をうまく撮ろうとモタモタしてるうちに逃げられてしまいました。この日最大の魚だっただけに残念無念でした。

こんな雨ん中、釣れてくれてありがとね


ぶざまですが、何とか使えます(笑)
釣り上がってすぐに上流から二人のフライマンが降りてきました。「滝まで釣り上がってます」という話ですが途中滝なんてあったかな?まさか車止めの上の滝ではないでしょうけど・・。この区間川原がないので遡行はけっこう厳しいものになります。天気も気まぐれで時々雨が強くなったり弱くなったりです。釣り始めてしばらく、出た魚にアワセをした時にロッドがボッキリ!壊れたロッドを補修して大丈夫だろうと思っていたのですが、やはりダメでした。ビニールテープで応急処置、何とか使えそうです。

なさけないロッドでも、釣りにはなります。小型のイワナやらニジマスが遊んでくれました。ただ今回この区間に入ったのはヤマメを確認したかったという事もあるのですが、一匹もその姿を見ることは出来ませんでした。昔に較べて水が綺麗すぎる?そんな印象を受けましたが・・。またこの区間入ったのは2度目ですが前回の記憶はほとんど無く、思ったより荒々しい流れもあったりで、遡行は厳しくとても疲れました。それにしても天気予報には腹が立つ、こんな思いを持たれた方も多かったのではないでしょうか。

今回は2回転びましたが半チンですみました。

8月9日 居酒屋ラーメントリオ見参! 
本日の釣りはいつもの居酒屋トリオなのですが、最近は飲んだ後にラーメンを食べるくせがついてしまって、こりゃいかんぞ、と思いつつも食べずにはいられない困ったおやじ達の釣りです。かげまるさんの会社に僕の車を置いてそこからかげまるさんの車で目的地へ、という予定がなんとガレージに入れてある僕の車の室内ランプがついたままです。エンジンは?「カチン!」痛恨のバッテリー上がり、半ドアだったようです。仕方ないからタクシーでかげまるさんの会社へ。いや〜いろんなことがあるもんです。

最初に入った場所、流れを読む釣り人はパパさんです


ホウライ君がまず挨拶してくれました。
今回は何処に行こうかなかなか決まらなかったのですが、かげまるさんの案内で道央のとある川に行くことになりました。目的はニジマスのでかいのを釣ることと、最近誰も顔を見ていないデカパンヤマメに出合うことです。目的地に着いて入渓場所まで行くと一台の車が止まっているではありませんか。程なくエサ釣りの初老の方が川から上がってきました。小ニジと小さいヤマメを釣ったとのこと。「われわれが釣るのはデカパンじゃ〜」と気合いを入れ直して川に入ります。水量は普通になっています。


入渓してしばらくはそれぞれのロッドにそこそこ反応があります。小型ながらもニジマスやホウライが釣れてくれました。ところがある区間からパッタリと魚の反応が無くなりました。川原の石が釣り人の足跡で濡れています。どうやら途中から釣り人が入ったようです。「このまま釣り上がっても何だしな〜」ということで協議の結果一度脱渓しようということになりました。ここで大失敗、必死になって土手を上るときどうやらフライボックスを落としてしまったようです。本日2度目のアクシデントです。

パパさん、おしっこ、しなくてもいいですかぁ?


堰堤から堰堤の間とは言え、なかなかの渓相ですよ。
前日まで巻いていたパパスペシャルカディスが3個も入っていたし、今使っているフライは全部その中に入っていたのでショックでした。でもそれを聞いたパパさんがすぐにフライボックスごと貸してくれました。パパさんに感謝です。次に目指したのは今まで未踏の堰堤から上の区間です。高い堰堤の上だけに魚は期待薄かと思っていたのですが、どうしてけっこう魚影も濃く楽しむことが出来ました。更にいくつかの堰堤があり高巻いたりして上に行きましたが、不思議に魚が沢山居たのには驚きでした。

最後にこの川の最下流部をやってみることにしました。ここでも元気なニジマスが水を割ってフライに飛びついてきます。でも何故かバラシも多いのです。何故?それはフックがバーブレスだからでした。パパさんはバーブレスフックにフライを巻いていたのでした。そろそろ脱渓ということで林道を目指しているとそれまでパラパラと降っていた雨が大粒の雨に変わり三人ともずぶ濡れになりました。気温も高いことだし、ま、いいか〜、もう慣れちゃった。ということでかげまるさん、パパさん本日はお付き合い有り難うございました。

土砂降りの中、根性でロッドを振るかげまるさん。

8月19日 尻別川 尺ヤマメを探して  
この日は尺ヤマメを求めて尻別川に向かいました。数日前に京極より下流で尺ヤマメが釣れたとの情報を耳にし、のこのこやってきました。尺ヤマメが釣れる確立なんて宝くじの一等を当てるようなものだし、ましてや狙って釣れるものでもありません。あわよくば・・といういつもの浅はかな気持ちです。最初に入ったのが寒別橋から少し上流、川幅は広く流れは重く、おまけに川原がほとんど無いので立ち込んで釣らなければなりません。

最初に入った寒別付近の流れ、広すぎま〜す。


そこで釣れたのがブラウン、25センチ弱?
釣り始めてすぐにヒット!この魚やけに色が茶色っぽい、手元に寄せてよく見るとなんとブラウンではありませんか。昆布川などに生息するのは聞いてましたが本流で釣ったのはこれが初めてです。この後上流を目指しますが重くて深い流れで対岸に渡れず、やむなくここでの釣りを諦めました。すれ違ったエサ釣りのおじさんもこの辺りは初めてらしいのですがビクの中を見せてくれました。新仔ヤマメが数匹入ってました。僕が今日狙っているのはそれじゃないんですよ、と心の中で思いながら次へと向かいます。


京極付近は多分寒別並みの水量で立ち込むのは難しいと判断し、留産付近をやってみることにしました。この頃最初ポツポツと降っていた雨が土砂降りになってきました。それでもしばらくすると小降りになり、釣り再開です。魚からの反応は殆どありません。国道から近く毎日のように釣り人に攻められているのでしょう。それでもなんとか小型のイワナをキャッチすることが出来ました。なんとなくスカッとしない気分です。上流に行けば間違いなく今より釣れることは目に見えているのですが・・・

雨に煙る尻別川、留産付近の流れ


留産のイワナです。ちょっとスレンダーですね。
そこから数百メートル上流付近に車を止め、ヤブこぎをして川に入ります。なんとなくいい感じのポイントがあったのでそこで釣ってみることにしました。ここはニジマスの反応がすこぶる良く一つのポイントで5匹くらい釣ることが出来ました。サイズ的には20センチ前後ですが久々に爆釣といったところでしょうか。この辺りも水量の関係でポイントの移動が出来ず1カ所だけの拾い釣りで次に向かうことになります。

ブラウン、イワナ、ニジと三目釣りの達成ですが、今日の第一の目標である尺ヤマメは釣れていません、というか新仔ヤマメの顔さえ見ていません。留産の更に車を止め再び川に入ります。上流めざして釣り上がりますが数回のアタックと数匹のバラシのみです。川は平坦な流れで更に釣り上がろうか悩みましたが、遠くに流れ込みが見えたのでそこを釣ったら切り上げようと決め、100メートルくらい歩きます。

こんな流れ、むこうのフキの手前から・・


今年最初で最後の「デカパン」でしょうね。
なかなかいい感じのポイントが出現しました。ここで釣れなきゃ今年のヤマメは望み薄です。エルクヘアカディスをドライシェイクでシェイプアップし祈りを込めてプレゼントしたフライに魚が飛びついてきました。寄せてみるとなんとヤマメではありませんか。しかも結構デカイです。ティペットは5Xなので切られないよう慎重にランディング。嬉しい〜。最後の最後でヤマメが出てくれました。サイズは尺には遠く及ばない26.5センチでしたが今年最初の「デカパン」でした。尻別川、やっぱりすごいや。

8月25日 親子熊が頻繁に出没しているという川 近郊の川巡り  
某釣具店のホームページに豊平川で40センチのニジマスが釣れたと書かれていました。こういう情報に結構弱い僕としてはそそくさと出かけることに。途中石山付近で大きな虹が架かっているのを見つけました。こいつは朝から縁起がいいわいということで意気揚々と川に向かいます。ところが川に着いてみると流れが殆どありません。いつになく(とはいっても三度目ですが)トロンとしています。

ところどころにこんなポイントが出現します。


上のポイントで釣れたメタボなニジマス君
流れを求めてどんどん上がっていきます。函を何とかかわしてやっとそれらしいポイントが出現しました。気合いを入れてフライを流すとガバッと出てきてくれました。サイズ的には30に少し足りないくらいですが、このニジマス、ややメタボ気味で良い引きをして楽しませてくれました。その後それより少し小さめのニジマスを2匹追加し、脱渓場所においてある自転車のところにたどり着きました。豊平川は総じて河原の石にぬめりがあり、何度も足を取られそうになりましたが奇跡的に転倒はまぬがれました。


次に予定していたのが白井川です。神居橋より上流をアスファルト道から入渓しようと考えていました。適当な場所が見つかったので車を止め急な斜面を慎重に降ります。川に着いた途端上の方でクラクションの音、鳴りやみません。必死になって急斜面を戻りますが降りるときと違ってハードなこと。上がってみるとこの辺りの工事をやっている方の車が・・曰く、最近この辺りで親子熊が何回も目撃されていて鉄砲で威嚇しても逃げないから、一人で川に入るのはとても危険ですよ、との忠告でした。

やむなく入った白井川のヤマメポイント、釣れません。


去年まではこんな建造物は無かったような?
折角の忠告ですから聞かないわけには行きません。お礼を言って次の場所へ移動することにしました。ところがマル秘ポイントには着いたばかりの車が一台、丁度支度をしているところでした。ではしらたき橋から釣り上がるかと考え移動しますがここにも車が・・丁度入渓したばかりのようで上手に釣り人の姿が確認出来ました。ならば、と違う場所から入渓しますが河原に誰かが釣り上がった形跡があります。仕方ないか、とそこから釣ってみましたが、案の定ほとんど反応無く白井川を後にしました。

白井川でまったく当てが外れたので、先回行った近郊の川で、行けなかった場所をやってみることにしました。前日釣り人が入ったような足跡がありましたが、イワナたちはコンスタントに釣れてくれます。渓相は荒く、完璧に山岳渓流の様相を呈しています。豊平川で結構足にきてましたがこの上はどんなになっているのだろうという思いが強く、川通しで降りなければならないことも忘れて上がって行きます。

水しぶきがまぶしい、小滝とでも言うのかな?


最後に突き当たった難攻不落の淵です。無理だよね。
頑張って上がったのですが、ついに難攻不落の淵に突き当たりました。ヘツリも高巻きも無理なようです。残念という気持ちもありましたがホッとしたというのが本音でしょうか。これ以上どんどん行くと帰りがすごく大変でしょうし、もちろん熊の心配もあります。淵の存在がちょうど良い切り上げ時となりました。この日は二番目に予定していた白井川での釣りがほとんど出来なかった不満はありますがニジマス(デカイというにはちょっと・・)も釣れたし、ま、いっか〜の一日でした。

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