2011年12月

とりあえず、ドライフライを結んでみようかな?

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12月2日(金)カンカンコンビ参上! 師走のWRC 天気:晴れ 気温:1度
朝起きるとなんと5センチくらい雪が積もっていました。知らん振りして車を出すのは家族に忍びないのでとりあえず雪かきです(結構降ったな〜)。ひと仕事を済ませいざ出発。気温が低いので道路状態が心配でしたが国道は融雪剤の効果ありで、凍ってるところも無く案外早くに待ち合わせ場所に着きました。苫小牧は未明に雪が降ったらしくうっすらと積もっていました。あ、そうそう今日の相方は僕より一足先に還暦を迎えた「苫小牧のホスピタリティ」ことtomaTさんです。先日僕も追いついたので還暦二人、カンカンコンビでWRCにチャレンジです。今回はまず今季まだやってない横断林道橋上からやってみることにしました。車一台を脱渓場所にデポし、下の橋から入渓です。tomaTさん、今日も宜しくお願いしま〜っす。

今日お付き合いくださったtomaTさんです。この後ヤマメ釣りました。


この日の朝のWRCです。寒そうですけどそんなに寒くない。
入渓早々tomaTさんが中型のヤマメを釣り上げました。WRCにヤマメは居るのですが橋から上で釣れたのはとても珍しいんじゃないでしょうか。当初僕もニンフでやってみようかと考えていましたが、このエリアはニンフを流せる場所が少なすぎますし、もし沈めても引っ掛けてフライをロストしまくりが目に見えていたので「ここはドライで通す俺!」と気合を入れて釣り上がります。気合を入れたのはいいのですが、肝心の魚たちはさっぱり気合が入ってないようで、しばらくの間全く反応がありませんでした。水温は7度あるので一匹くらい出てきてもいいのに・・・tomaTさんはというと、型こそ小さいもののもう何匹かのニジマスをブドウムシで引きずり出しています。今日はボかな?と諦めかけた頃、とあるポイントでピシャっと出てきてくれました。


釣れたのはサビが入っていますが、やたらと赤いニジマス君でした。小さいけれどなんとも嬉しい一匹です。12月でもドライに出てくるその心意気がですねぇ。そうこうしてるうちに脱渓場所まで来てしまいました(かなり端折ってますけど)。結局この区間で僕に釣れたのはその一匹だけでした(泣)さて、時間もまだあるので違うエリアをやってみましょう。とやってきたのはこの川の下流域です。川幅は広く、のびのびとロッドが振れ、ポイントも連続するtomaTさんも僕もお気に入りのエリアなのですが如何せん極端に魚影が薄いのです。思ったとおりこの日も激シブ、有名な「tomaTの穴」でさえ無反応。ところが今回は新「tomaTの穴」からtomaTさんが27センチのニジマスを引き出しました。僕はというと何とか小さい二匹のニジマスを釣って大漁?のうちにこの日の釣りは終了となりました。(ここもかなり端折ってごめんなさい。眠たいのです)

tomaTさんの釣った27とハンドメイドのランディングネット。


さてこれから三ツ星厨房「toma亭」が開かれます。
札幌では積もっていた雪も峠一つ越えれば嘘のように晴れ渡って快晴でした。太平洋側と日本海側、いつも感じるのですが随分気候が違います。今日のWRCはうっすら雪こそ積もってましたが空は晴れていて全く寒さを感じませんでした。気温は1度か2度でしょうが風もなく、釣果は別としてとても快適な釣りが出来ました。9月の大雨以来ことごとくポイントが潰されましたが今まで楽しませてくれた30オーバーの魚たちがまだこの川のどこかに潜んでいるはず・・まだまだ通うでしょうね。さて釣りが終わったら恒例のtoma亭ラーメンです。今回のトッピングはフキとワカメ、本当に美味しゅうございました。ビールで乾杯!といきたいところですが・・(悔)次にWRCに行く時はまた御付き合いお願いしま〜す。


自分のゴミくらい持って帰れよ!

今日初めて釣れた赤いニジマス君、照れてる?


木と木の間いやらしいところから

気の良いニジマス君がご挨拶〜。

12月9日(金)お天気最高! 師走のWRC2 天気:晴れ 気温:ー5度
これだけ寒くなるとWRCといえどもドライには相当厳しい釣りになりそうです。ならキンタか?とりあえずいってみようと自転車を積んでR276を苫小牧方面へ車を走らせます。数日前に降ったらしい雪が結構積もっているではありませんか、林道に車の通った跡が見られますが轍が深くキンタまでスタックせずに行けるかどうか?ヘルパーも積んでないし・・・自信が無いからやっぱりWRCにしましょ。と国道脇のスペースに車を止めて川に向かいます。ところが下り坂が結構滑るのです。慎重に慎重に降り、やっと川にたどり着きました。さて、気になる水温は?ありゃりゃ水温計をどこかに落としたようです。なら指に聞いてみましょ。4度?5度?かなり冷たいです。

秀峰樽前山、今日も宜しくお願いします。


必ず出る「巻き返しポイント」皆さん何かしら釣ってます。
普段なら迷わずドライフライを結ぶ僕ですが、今年はちょっと違います。TPOを少し意識するようになった(笑)ので今回はニンフを結んでのスタートです。ところが行けどもいけども反応がありません。もしかすると今日は「ボ」を食らうかもしれないとの思いが頭を過ぎります。どうせ釣れないならドライと心中してやろうと、途中でフライチェンジ。フライを替えたからといってすぐに釣れるわけも無く、しばらく何の反応もありません。そしてやって来ました。必ず魚が居るといわれているあの「巻き返しのポイント」結んであるのは珍しくもメイフライパターンです。流れに巻かれたフライにビシッと魚が!本日の初反応、そして初ヒットです!


先々週tosuさんがここで28センチのニジマスを釣ってますから、今回もニジマス?と思いきや釣れてくれたのは意表をついたヤマメ君でした。ドライに出ました〜!トップガイドも時折凍りつく寒さの中で、ちゃんと水面も見ていたヤマメ君に感謝感激です。さていつもならこのままドライで釣り続けるのが今までのパターンですが、今回はいろんなニンフも試してみたくなりました。で、今度はエッグフライで釣り上がります。おまけにガン玉も付けてますのでほとんどミャク釣り?ところがこれで3匹も釣れてしまいました。グローブにフックが刺さってカエシを潰したので、2匹バラしましたが、エッグフライ、恐るべし。これでまたWRCに通う目的が一つ増えましたね。

上のポイントで釣れたヤマメの沙織ちゃん、245mmでした。


エッグフライをくわえた元気な小ニジ君。イクラ好きなの?
さて、脱渓場所までやってきました. 少し時間があるのでもう少し上まで行ってみましょう。ここからはまたドライフライに結び替えて釣り上がります。しばらく反応が無いまま倒木が複雑に入り込んだポイントまでやってきました。そこのいかにもフライ向きな流れの緩くなっているところを流すと、底の方からカディスめがけて飛びついてきた魚が居ました。小型ですがニジマスです。本日2匹目のドライフライでのヒットでした。この日は気温こそ氷点下でしたが殆ど快晴で寒さも感じず、気持ちの良い釣りが出来ました。次はエッグフライを沢山巻いて再度チャレンジでしょうか?勿論ドライも試しますけど。


手前の深みにエッグを落としてやります。

結構型の良い赤いニジマス君が釣れてくれました。


画像のちょうど真ん中あたりから

オチビちゃんですが、ドライに飛びついて来ました。

12月16日(金)お天気最高!でも寒いっ! 師走のWRC3 天気:晴れ 気温:ー5度
先週エッグフライで結構楽しませてもらったので、気合いを入れてさらに十数個巻きました。12月に入ってから3度目のWRC挑戦は「果たしてエッグは最終兵器なのか」を試す釣りになりました。今回も先週と同じエリアをやってみることにします。車を国道脇に止め送電線の所から入渓です。ところが斜面が凍てついていて滑りまくり、前回も怖い思いをしたというのに学習しない釣り人は同じ轍を踏んでしまいました。それでもなんとか川原に降り立ち一安心です。 早速水温チェック、ありゃりゃ4度しかありません。100円の温度計ですから正確さには疑問がありますが、かなり冷たいです。

温度計で水温計るか?水温計高いですから・・


今回唯一の魚が釣れたポイントです。
今回はエッグの底力を試す釣りなので迷わずそれを結びます。川原には前日?のものと思しき足跡がありましたが釣果に影響はあるのでしょうか。しばらく釣り上がりますがさっぱり反応がありません。おまけにあちらの木の枝、こちらの小枝と引っ掛けまくりです。特にここぞというポイントでは肩に力が入るのか一投目から向こう岸に引っ掛けたりして・・それにしても釣れません。前回釣れたポイントでもことごとく無反応、あの巻き返しのポイントさえ沈黙です。 魚たちは何処へ行ったというのでしょう?


今回こそは「ボ」を覚悟したのですが、とあるポイントで最初にして最後の一匹が釣れてくれました。流れきったエッグに反応し飛びついてきたのは20センチに満たないニジマス君です。たかが一匹、されど一匹、これは嬉しかったです。その後は反応のないまま砂風呂に到着しました。時間は午後1時、もう少しやってみましょう、ということでここからはドライフライを結んで釣り上がります。エッグであれだけ厳しかったのでドライは無謀かとも思われましたが、反応があるかどうかを試したかったのです。

上のポイントで釣れた嬉しい一匹でした。


天気は良いのですがお祭り広場も静かでした。
前回ドライで小ニジが釣れたポイントでは反応無し、やっぱりこれだけ水温が低いと出ないのか〜、とある流れの緩くなっているところからフライめがけて飛びついてきた魚が居ました!慌てたもので痛恨のバラシです。その後も複雑に木が絡み合っているところから出てきました、が、これもバラシ。午後になり少しは水温も上がったせいもあるのでしょうが確実にドライに反応がありました。釣り上げることこそかないませんでしたが、出たということがこの日の収穫でした。エッグの真価は持ち越して次回はまた真っ先にドライを結ぶのでしょうね。


寒いよ〜、木に氷の手が生えてます。

写真では勾配が分かりませんね。しんどいっす〜。

12月23日(金)シェルパと仲良く「ボ」を喰らう! 師走のWRC4 天気:晴れたり吹雪いたり 気温:ー2度
今年の最終釣行はWRCの開拓者、シェルパのGさんとご一緒することになりました。言うまでもなくGさんは100回近くこの川に通っていて、この川を知り尽くしているエキスパートです。また雪深いこの川にスノーヘルパーをはいてラッセルしたという伝説の持ち主でもあります。ところで天気ですが、この日は全道的に大荒れ、ところが苫小牧、予報では晴れになっていました。現地に着いてみるとなるほど良い天気ですが、秀峰樽前山に雪雲が掛かっていて山を見ることが出来ません。多少の不安を抱えながらいざ入渓。下りの斜面は雪が増えたせいか、スパイク装着のせいか案外簡単に降りることが出来ました。

入渓地点、雪が多いですね。撮影:シェルパのGさん


雪なんてへいちゃらさ〜。それより出てこい魚たち。
この日のGさんは生イクラでの挑戦、ならば僕のエッグがかなうわけも無いのでドライフライで通すことにします。水温は6度と微妙ですが、時間が経てば反応があるでしょう。と、しばらく釣り上がりましたが全く反応がありません。結んでいるのはメイフライパターンの白いフライです。入渓時には晴れていた空が曇り始めガンガン雪も降ってきました。時々強い風が吹いて木々に積もっていた雪が一斉に雪爆弾となって僕たちを襲って来ます。そうなると雪もフライも区別が付きません。バンザイですね。


中間地点のお祭り広場まで全くの無反応、これは想定内にしても、Gさんのイクラにも反応が無いとのこと。一体どうしたというのでしょう?ま、めげずに後半戦で巻き返しましょう。ところが前回反応があったポイントをGさんにもやってもらいますがことごとく沈黙です。走る魚も見なければ、興味を持ってフライをつついてくる小魚も居ません。天気は回復して時折青空ものぞくのに一体魚たちは何処に行ってしまったのでしょう?活性が無い?移動した?どちらにしてもこれだけ反応が無いWRCも久しぶりです。

釣れなかった腹いせの儀式を行うシェルパ。


帰りの林道、肩が泣いているような?気のせいか。
砂風呂を通り越しさらに上に向かいます。前回ドライに反応があったポイントに期待してフライを流しますが空しく流れるだけ。気温は先週より高いし、水温も高く、コンディションとしてはいい状態のはずですが・・・この先全く釣れる気がしないので僕からギブアップ宣言です。二人して「ボ」を喰らうという結果には顔を見合わせて笑うしかありませんね。Gさんがイクラでやって釣れなかったから・・(フライで釣れないのは当たり前)という言い訳が出来る僕はまだしもGさんにとっては厳しい結果だったと察します。リベンジにまた来るか、この冬はパスするか悩ましい選択を迫られますね。


入渓早々降り出してきましたがあまり寒さは感じません。

南お祭り広場ではブリザードに遭遇。


吹雪いたと思ったら今度は陽が射しています。撮影:シェルパ

魚の写真が1枚もないのもなんですから・・

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