2011年11月

今月もドライ一筋?いやいやこれからの釣りは、手を替え品を替えで行きますよ。

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11月3日(木)  落ち葉が滑る秋の山岳渓流 天気:晴れ 現地到着時気温:3度
文化の日は統計からも好天の日が多い?ここんところ気温もさほど下がらず、この感じならドライにも行けそう、ということで大魔神にお願いしてどこかの川に連れていってもらうことにしました。この日の大魔神は「毛針釣りとジムニー」のtosuさんとの釣行予定でしたが、そこに無理矢理割り込んでの釣りです。さて何処に連れて行かれるのでしょうか(笑)車を走らせること3時間弱、目的の川に着きました。この川日本海に注ぐ単独河川で河口近くに大きな堰堤がありますが、立派な魚道が付いています。大魔神に言わせれば「長すぎる魚道」だそうですが・・この上にはどんな魚が居るのか?それでは早速入渓しましょう。

今回訪れた川の河口付近、堰堤やら魚道やらで賑やか〜


入渓してすぐの函と今回一緒の大魔神とtusuさんです。
今回は大魔神が例のごとくエサ釣り、tosuさんはテンカラ、僕がフライと三種混合での釣りです。とりあえずフライということでまずは先行させてもらうことに。少し釣り上がると川原には苔むす大石がごろごろ、いきなり山岳渓流の様相を呈して来ます。この日のテーマは「一人10匹以上釣る」ですが、この川の感じなら行けそうな予感がします。水温も8度ありますから多分ドライにも反応があるでしょう。程なく僕のカディスに20センチくらいのアメマス系?イワナがヒット、まずはボ回避と幸先の良いスタートです。それから少し進むといきなり突破は無理な函に出くわしました。


とりあえず高巻いてその函を交わしますが、結構なヤブコギで汗びっしょり、川に降りたと思ったらまた函、大魔神とtosuさんは猿のような身軽さでそこをヘツってクリアしますが、還暦の僕としてはそう無茶もできませんから安全策をとってまた高巻き、釣りは始まったばかりなのにかなりヘロヘロです。それでも老体にムチ打って目標10匹を目指し釣り上がります。この川魚道があるにもかかわらず、何故か釣れるのは全てがイワナです。しかもアメマス系が多く、魚体もほっそりしたのが大半でした。渓相は抜群で次から次へとナイスポイントが現れ、大物の匂いがプンプンしますが、でかいのは出てきません。

滝下を釣る命知らずな大魔神、落ちろと念じるtosuさん。


影が邪魔ですが、尺一寸のスリムなイワナ君です。
それでも33センチのイワナを筆頭に尺一匹、合計24匹のイワナが釣れたので目標の10匹以上を大きくクリアしてこの日の釣りは終了です。大魔神、tosuさんの二人も20匹以上釣ったようで三人とも花マルというところでしょうか。それより僕としては11月のこの時季、ドライに反応してくれた魚たちに感謝の気持ちで一杯です。さてさて、かなり釣り上がって釣り終えたまでは良かったのですが、最初に大魔神から川通しで戻るということを聞いていたので腰が引けます。木の葉が積もって滑る岩肌、ヤブコギの時の滑る笹、また怖い思いするの嫌だな〜、でも戻らねばなりません。


ここまで結構足にきていたので、帰りの転倒は不可避かと思いつつ少し下ると右側の林に道らしきものが・・「大魔神、あれ林道じゃない?」大魔神曰く「その林道を行くと隣町に出る可能性があるけど、それでも行きますか?」と。100%転ぶ確率が高く、足攣りが必至の川通しで帰ることを考えたら多少遠回りでも安全な方が良いと思ったので「行きます!」の方を選択。地図上の林道は最初に入った林道から多少のヤブコギをしたところにありました。下り坂ですからとても楽チン、たどり着いた国道沿いの集落はやっぱり山ひとつ挟んだ隣町でした。ここから入渓した街までまた歩きです。

林道で見かけた小さな虫、あちこちの木に付いてました。


大魔神、tosuさん、お付き合い有り難うございました!
歩いて歩いて・・ずいぶん歩いた気がしますがtusuさんによると1時間15分とのこと。先週ホームでも同じくらいの時間を掛け戻りましたが、足が攣って大変でした。ところが今回は何故か足攣ることもなく無事車までたどり着くことが出来ました。この日は天気も最高で汗ばむ陽気、訪れた川の渓相は抜群で魚たちも#8のカディスに気前よく飛びついてきてくれました。遡行はちょっとキツかったけれどナイスな川を案内してくれた大魔神に感謝、半チンの毛針を巧みに操り次々と釣っていたtosuさん、割り込ませていただきどうも有り難うございました。楽しかったですね。


大きな石がごろごろ転がる山岳渓流

僕には見えない半チン毛針を自在に操るtosuさん。


大魔神はいつものスタイルでサクッと釣ってます。

アメマス系、エゾイワナ系7:3って感じでした。

11月11日(金) ドライで完敗!ホーム最終戦 天気:晴れ 気温:0度 水温5度
今日はホームへの釣行です。テーマはこの時期でも魚たちはドライに反応するか否か?11月中旬にこの川を訪れたことはあったかな?幸いこの日は天気も良く午後からは気温も上がりそうです。ゲート前には車がありません。どうやら今日も貸切のようですね。ゲートから少し歩いて入渓します。一号橋から下流で1ヶ所だけ釣ってみたいところがあったので拾い釣りです。ここは前回ニンフで二匹釣れたので今回も自信を持ってニンフを流しますが全くの無反応。水温は5度ですからまずドライには出ないだろうということで、ニンフなら何とかなるだろうと立ち寄ったのですがこれは意外でした。今日はなんとなく厳しい釣りを強いられそうな予感です。

林道には霜が降り、轍には薄氷も張ってました。寒いです。〜


こんな深みでもドライで・・やっぱり沈黙でした。
今日のテーマは「ドライで釣る」ですから、ニンフからドライにフライチェンジします。一号橋から二号橋の間のお気に入りポイント、いつもは何らかの反応があるポイントです。例によって#8のカディスをプレゼント・・・水はクリアですから魚にフライは見えてるはず・・沈黙でした。しかしこれでめげてはいけないぞ、そう自分にいい聞かせてどんどん釣り上がりますが結局二号橋までの間、魚からのコンタクトはありませんでした。今までの自分なら意地になってドライを通してきましたが、今年はちょっと柔軟になってます。美味しそうなポイントでドライを流すも沈黙・・ならばニンフで再チャレンジです。


去年はどうしてもドライに反応が無いと言うときのために、エサ釣りのセットを揃えましたが、疑似餌へのこだわりでしょうか、やっぱりフライフィッシングと言われている範疇での釣りがしたい。生餌の力は充分すぎるほど見てきていますが、自分で巻いた毛針で魚を釣りたい、そんな気持ちで今年はヨッパでヘロヘロになりつつもビーズヘッドニンフを巻きました。巻いたからには出番を作ってあげなければ可哀相、そして大魔神との釣行や前回のホームで使われてそこそこ結果も出しました。自分の中でニンフへの抵抗感やら苦手意識が徐々に薄れて来たのも確かです。

この日も好天に恵まれましたが、ちょっと寒々とした風景。


いかにもフライ向きなポイントですね。
さて、写真の美味しそうなポイントです。ここは盛期なら水を割って魚がドライフライに飛びついてくる場所ですが、この日は全くの無反応、ならばとグリーンのマラブーを巻いたビーズヘッドを結びます。ちょっと深めにタナをとりマーカーを付け「ヨイショ」っとキャストします。マーカーがククッと吸い込まれたのですかさずアワセ、でかい!と思ったのもつかの間フライごと持って行かれてしまいました〜。思わず天を仰ぐ釣り人、しかしここにはまだ魚が居るはず・・気を取り直してもう一度、またまた来ました。釣れたのはちょうど30センチのニジマス君でした。嬉しい〜!


ドライでは完敗でしたが、ニンフで一匹釣れたのでまず「ボ」は回避されました。と言いつつ時々フライをドライに結び替えたりしてやってみたのですが、どうしても出てきません。そこでまたニンフに替えて釣ると釣れてしまったり・・の繰り返しで結構忙しい釣りを強いられました。この日はマラブー系、ブドウムシモドキ、トラウトガムと三種類のニンフを試しましたが(それしか巻いてないけど)どれにも反応がありました。三匹ほどバラシましたが、結果6匹の魚たちが遊んでくれました。ここからはポイントとそこで釣れた写真をアップします。

上のポイントで釣れてくれたニジマス君、有り難う!


ここはTWさんが大きいのを釣ったポイントです。

27センチのニジマスがオリーブのマラブーを銜えました。


ここはもっと大きいのが居るはずですが・・

釣れたのは小さなイワナ君、もっと大きくなりなさい。


TWさんが40アップを上げた期待のポイントですが・・

40には遠く及ばない26センチ、でもありがとねっ。


画像左下のちょっとした深みに居ましたね〜

トラウトガムを銜えたニジマス君です。美味しいかい?

11月18日(金) 「胆振詣で」はドライで決める!WRC with TWさん 天気:晴れ 気温:5度 水温8度
本当は木曜日に休む予定でしたが車のタイヤが夏タイヤのままです。おまけに予報では雪、気温も低いということで急きょ金曜休みに変更、木曜の朝にタイヤ交換を済ませ金曜の釣りに備えます。先週はホームでのニンフフィッシングが思いのほか上手くいったので、この日はまたホームでやってみようかな、ニンフも結構巻いたし・・と思っていたらTWさんからお誘いのメールが・・、土日に仕事が入り、金曜日休むことにしたのでWRCに一緒に行きませんかとのこと。胆振地方は札幌より暖かそうだったので「行きましょ、行きましょ」とあっさり予定変更。この優柔不断さが僕の取り得?さあWRCでビシバシとドライで決めましょう!

今日の相方TWさん、ダブルクマ鈴で賑やかなこと。


最初にドライに出たのはこんなオチビちゃん。君の父さんは何処?
さて、川に降り立ちました。早速TWさんが水温チェックです。思った以上に高く8度ありました。これならドライで大丈夫でしょう。TWさんは?ん?なんといきなり最終兵器でのチャレンジです。この川を熟知しているTWさん、今回の選択は吉と出るか凶と出るか?季節的にも水温からいっても沈めたほうが堅いとは思いますが・・しばらく釣り上がって僕のカディスに小型のニジマスがヒット!ほら、やっぱりドライですよ。さらに釣り上がってまたヒット!TWさんは?スタイルを崩しませんね〜。でも時々バラシているようです。バーブレスですから、さもありなんというところでしょうか。それでも結構型の良いニジマスを釣り上げてボは回避です。


砂風呂を過ぎさらに釣り上がります。ちょっとした浅瀬から僕のカディスに反応したのは・・なんとヤマメ君でした。サイズは24センチ、この川のヤマメらしく下半身?が扁平ですが、綺麗なピンクバンドでサビも無く結構感動ものでした。TWさん満を持してこの辺りからドライにチェンジしたようです。ここまでは僕がドライということで先行させていただきましたが、これからはイーブンということでTWさんに先を行ってもらいます。思ったとおりTWさんのドライに反応があります。 これから先結構ドライで上げました。ナイスです。(最初からドライを結べばよかったのに・・)という思いはありますが、WRCの存在って冬でもドライが楽しめる・・だから胆振に通うんですよね。でも昨冬のTWさんは沈めて結構結果を出してますから。

浅い場所から出てきたヤマメ君、ピンクバンドがとても綺麗でした。


TWさんのドライにヒット!満面の?笑みです。
以前僕が11月にこの川に入った時は結構良い思いをしたと記憶してますが、今回釣りをして感じたのは大きいのは何処へいったんだ〜という思いです。ま、大きいのも含めて魚の反応が以前より少なくなった?9月にtomaTさんと入ったとき唖然としましたが、その頃の大雨により、土砂が流入し、ポイントがことごとく潰され、所々にあった深みが殆ど見られなくなったということです。そしていわゆる今までの「お祭り広場」は全て浅くなりお祭りどころか「がっかり広場」になってしまったようです。いったい数々のドラマを創ったあの魚たちは何処に行ったのでしょうかね?とは言え時々ニジマス君は釣れてくれます。とりあえずは二桁の釣果・・ですが11月のこの川の釣果、こんなものでしょうかね。


さてさてTWさんですが、フライをドライに替えてから好調です。魚たちは水面を見ています。(大きいのはどうなのかわかりませんけど・・・)二人してそこそこヒットさせ脱渓地点まで来ました。時計を見ると2時半です。もっと釣っていたかったのですが日も陰りはじめ結構薄暗くなって来たので、これにて終了。この日のWRCは気温も上がりシャツの上にフリースを着てたのですが暑いくらいで、おまけに雨も風も無く気持ちよく釣りが出来ました。TWさん、お付き合い有り難うございました。ポイントが減り魚影が薄くなったとはいえドライで釣るならやっぱりWRCでしょ、ねTWさん。

またまたロッドが弧を描いてますよ〜。


WRCでは外せない木のポイントです。

この日は大きくてもこれくらいのサイズでした。


ここも魚が出るポイントですね。

居ましたねぇ、小さいのが・・。


真ん中のプールに居そうな雰囲気が・・・

やっぱり居ましたねぇ。ドライに出てくれてありがとう。


ヤマメを釣って記念撮影 写真:TWさん提供〜

薄曇りでしたが暖かい一日でした 写真:TWさん提供

11月24日(木) 今日はガイド、でも釣りたい!WRC with tosuさん 天気:晴れ時々雪 気温:7度 水温9度
以前からWRCに行ってみたいと言っていたtosuさんと日程があったのでご一緒することになりました。tosuさんはこの川初入渓ということなので一応僕が案内しなければなりませんね。入渓は南お祭り、脱渓は砂風呂という中距離ルートを選択したので今回は車2台での参戦です。さて川に到着しました。未明に降った雨の影響か水量はやや多め、普段より少し濁りがきついようです。ただ水温は9度とドライで十分行けそうなので迷わずドライを結びます。tosuさんは前回ご一緒したときはテンカラで華麗なテクニックを披露してくれましたが今回はフライ、果たして魚たちは今日もドライに反応してくれるでしょうか。

WRC初参戦のtosuさん、今日はフライでのチャレンジです。


僕の初ヒットは小型のニジ君、先週よりはでかいぞ!
入渓後しばらく釣り上がりましたが反応がありません。tosuさんは早くもニンフにフライチェンジ、僕も沈めたいのは山々ですが水温は9度ですから、もう少し粘ってみましょう。とあるポイントで僕のドライに初ヒット!小振りのニジ君でしたがまずは「ボ」回避です。更に少し釣り上がってまたヒット!こりゃドライで行けるじゃありませんか〜。tosuさんは、というと底に張り付いている大物狙いか、なかなかフライを換えません。それでもバラしたりしつつも20数センチのニジを釣り上げたようです。さてさて今日は長丁場なのでどんどん釣り上がりましょう。


送電線下のポイントでは結構派手にニジマスがフライをくわえました。いい感じです。総体的に渋いと言えば渋いのですが、時期的なものや水の濁りを考えると十分な反応でしょう。tosuさんに「WRCは12月でもドライに出るよ」と言った手前なんとかドライで釣って欲しいのですが・・・あるポイントでドライを結んだ彼に「ここからはドライで通して下さい」なんて言っちゃいました。言った手前なんとか釣り上げてもらわねばなりません。ところが実績のあるポイントでもなかなか魚は出てきません。

tosuさん、いいランディングネットですね。早く入魂しましょ。


しゃがんでファイト中のtosuさん,バラさないでね。
そうこうしているうちに反転流のポイント(わかる人はわかりますね)にやってきました。ここはtosuさんに絶対釣ってもらわなければなりません。最初のキャストで小魚がフライをつつきました。お前じゃないよ、と次のキャスト、小型のニジらしいのが掛かりましたがフックに乗らず・・残念。僕ならこの時点で見切りを着けるのですがしつこいtosuさん(笑)は更にチャレンジ、底の方からたまりかねたように魚が浮いてきました。ヒット〜!ロッドが弧を描いてます。新調のランディングネットで慎重にネットイン!計測すると尺には1センチ足りない29センチのニジでした。入魂完了、やったねtosuさん!


僕にしてみれば、このドライで釣り上げたということが大きな喜びです。ガイドのくせして結構先行させてもらい、魚も釣れましたが、やっぱり主賓にいい思いをしてもらわなければ案内した喜びも半減してしまいます。この日の天気は時折雪もちらつきましたが、気温も高く初冬の釣りとしては上々だったと思います。脱渓する頃にはすっかり日も陰り最後の斜面の直登を迎えましたが、ここは休み休み上がったので足が攣ることもなく無事車にたどり着きました。tosuさん、はじめてのWRCは如何でしたか?雪降る中で釣りをするのも乙なものでしょう?また行きましょうね。

無事にネットインして入魂完了、ボケボケでごめんなさい。


濁りも若干引いてきました。こういうポイントには小さいのが・・

居ましたいました。先週のより大きいかな?


ピンクバンドが可愛いニジマスちゃんですね。

僕の今日一はこのニジ、サイズ・・・計らなくていいか〜

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