なんとか休みが出来たので即行「釣り」です。行き先はキンタ、先週ＴＷさんがドライとニンフで釣っているので、こりゃ僕も行くしかありません。Ｒ２７６から第一横断林道に入れれば近道なのですがゲートの鍵が無いので苫小牧市街から川に向かいます。天気はみぞれ混じりの小雨、釣りに支障はない程度の降り方です。川に着いて早速水温チェックしてみると１０度あります。ならばドライフライでもオーケーでしょう。しばらくフライを巻いていなかったのでちゃんとしたのがありませんが、ま、なんとかなるでしょう。

ところが意に反して行けども行けども魚からの反応がありません。フライが駄目なのかな〜ちょっと心配になってきました。以前なら必ず反応があったカーブミラーのポイントも無反応です。ところがその上でやっと小さい魚が出てくれました。よーく見るとヤマメです。ＴＷさんも釣っていましたが、僕がこの川でヤマメを釣ったのは初めてでした。すっかり気分が良くなり更に上を目指します。新しく出来たいやらしいポイントでこの日初めてニジマス君が出てくれました。

さらにオチビのニジマスとまあまあのニジマスを追加して脱渓場所である送電線が見えてきました。帰りの林道は車が頻繁に通るようで、しっかり踏み固められていてとても楽でした。この日は一日中雨みたいなみぞれが降っていましたが、気温は１度と高めだったので歩いていて汗ばむほどでした。２月にドライで釣りが出来るなんて数年前までは思いも寄りませんでしたが、ここ胆振の川に出合って以来、冬の釣りがすっかり楽しみとして定着しました。そんな川だけに大事にしたいですね。

息子を千歳空港まで送って行った帰りにママチで釣ってみることにしました。この川は以前TOKIさんにつれてきてもらったことがあります。その時はTOKIさんがヤマメを釣って僕は坊主でした。今回はどうでしょうか。以前より上のほうから入渓します。早速水温のチェックからはじめます。6度と微妙なところですが川によってはこの温度でもドライに反応があることもあります。ママチはわかりません。とりあえずメイフライパターンを結んで釣り上がります。

少し釣り上がった時に浅いところからバシャバシャと音を立てて尺オーバーの魚が逃げていきました。ブラウンでしょうか？大きな魚が居ると分かっただけでも勇気百倍です。意気揚々と釣り上がるのはいいのですが意に反して魚からの反応は全くありません。ポイントはWRCに引けを取らないくらいあるのですが・・・あ、また魚が走った。一匹くらいドライを見つけて飛びついてくるのが居てもいいのですが、魚たちに暗黙の了解でも出来ているのでしょうか、僕のフライはむなしくポイントを通り過ぎるだけでした。

車を移動していくつかのエリアでやってみましたが、魚からのコンタクトはありませんでした。全体に浅い川だけにドライに出てもよさそうでしたが、そうは問屋がなんとやらで釣り人の期待と魚の気持ちが見事に空回りしたこの日のママチでした。ま、2月の釣りですからボも何となく納得ですが、気温が4度と高かったことと水温もそこそこあった割には無反応というのはちょっとだけ、ちょっとだけですけど、悔しいかな。もう少し季節が進めばなんとなく釣れそうなママチ川でした。